GA technologies<3491> 主力のRENOSY iBuyer事業の牽引が続き21年10月期も高成長の会社計画

2021/03/01

不動産流通プラットフォーム「RENOSY」を基点に投資用中古区分マンションを販売
主力のRENOSY iBuyer事業の牽引が続き21年10月期も高成長の会社計画

業種: 不動産
アナリスト: 藤野敬太

◆ 会社概要
・GA technologies(以下、同社)は、中古不動産中心の不動産流通プラットフォーム「RENOSY(リノシー)」の運営を梃子にして事業を展開している。

◆ 20年10月期決算
・20/10期決算は、売上高63,070百万円(前期比60.5%増)、営業利益1,888百万円(同58.3%増)となった。売上高の大半を占めるRENOSY iBuyer事業において、緊急事態宣言発出により金融機関の業務縮小で成約件数が伸び悩んだが、採用したセールス人員の戦力化で第4四半期に予想以上の成約数となり、計画を上回った

◆ 21年10月期業績予想
・21/10期業績について、同社は、売上高85,000百万円(前期比34.8%増)、営業利益2,455百万円(同30.0%増)を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、21/10期の業績を、売上高86,815百万円(前期比37.6%増)、営業利益2,509百万円(同32.9%増)と予想した。引き続き、主力のRENOSY iBuyer事業が増収を牽引する展開を想定し、同事業における成約数を前期比32.2%増、1成約当たり売上高を同2.2%増と予想した。売上高営業利益率は同0.1%ポイント低下の2.9%とした。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、22/10期は前期比21.7%増収、23/10期は同19.4%増収となり、売上高営業利益率は23/9期に4.0%まで上昇すると予想した。
・同社は20年12月に各サービスを「RENOSY」ブランドに統合した。これを梃子に、主力のRENOSY iBuyer事業のみならず、RENOSY Living事業の拡大を図っていくとしており、ブランド統合効果を見る上でも、RENOSY Living事業の拡大ペース及び収益化への道程に注目していきたい。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。