SERIOホールディングス<6567> 新規施設の開設による業績拡大が続いており、21年5月期も大幅な増益見込み

2021/02/19

子育て中の女性に特化した人材派遣や認可保育園の運営などを行う
新規施設の開設による業績拡大が続いており、21年5月期も大幅な増益見込み

業種: サービス業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・SERIOホールディングス(以下、同社)グループは、持株会社である同 社と子会社のセリオ及びセリオの子会社で同社にとっては孫会社に当た るセリオガーデン(20 年 12 月にクオーレから社名変更)で構成されて いる。
・セリオが就労支援事業、放課後事業、保育事業を行っており、セリオガ ーデンはセリオが運営する保育事業の不動産施設を賃貸している。

◆ 21年5月期上期決算の概要
・21/5期第2四半期累計期間(以下、上期)の売上高は前年同期比17.7% 増の 4,057 百万円、営業利益は同 352.5%増の 227 百万円であった。就 労支援事業における新規案件の寄与、放課後事業及び保育事業にお ける施設数の増加により増収を維持したことに加えて経費コントロールも 順調で、営業利益の高い伸びにつながった。

◆ 21年5月期の業績予想
・21/5 期の会社計画は、売上高が前期比 15.1%増の 8,000 百万円、営業 利益が同 105.0%増の 280 百万円である。同社は、就労支援事業の想 定を上回るペースでの回復、保育事業の順調な園児数増加を踏まえ、 20 年 10 月 15 日に期初計画を増額修正している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、上期実績を踏まえて 21/5 期業績の前回予想を増額修正した。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は、就労支援事業では介護など人材不足業界への対応の強化、 放課後事業、保育事業では保育ニーズの高い首都圏での施設展開を 積極化することにより持続的な事業規模拡大を目指す考えである。
・当センターでは、首都圏での放課後事業及び保育事業の展開強化に より、事業規模拡大を継続することが可能と考えており、22/5 期以降 も増収増益が続くと予想している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。