ブリッジインターナショナル<7039> 総合的ソリューションをワンストップで提供可能なオンリーワン企業

2020/05/26

インサイドセールス領域に特化した法人営業支援サービスを展開
総合的ソリューションをワンストップで提供可能なオンリーワン企業

業種: 情報・通信業
アナリスト:佐々木加奈

1.会社概要
・ブリッジインターナショナル(以下、同社)は、02年の設立以来一貫してBtoB企業(法人を対象に商品、サービスを提供する企業)に対して、インサイドセールス(顧客には訪問せず、電話やメール・Web等を活用して営業活動を行う非対面型手法)の導入による法人営業改革支援を行っている。

2.財務面の分析
・開示されている13/12期以降の業績をみると、売上高は6期連続で過去最高水準を更新、経常利益は15/12期を除き増益となっている。また、上場時の公募増資等により財務体質も一段と強化されている。
・テレマーケティング関連企業との比較では、規模は小さいものの収益性、成長性、安全性において総じて優れた水準にある。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、「実績を通じて獲得した信頼と知見」にあり、優れた「組織資本」や「関係資本」の形成につながっている。

4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、「人材の確保と育成」、「システムの安定性確保」、「技術革新等への対応」が挙げられる。
・今後の成長戦略として、「オーガニックグロースの追求」と「高収益体制への転換」、「海外成長市場への進出」の3つの施策を推進している。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、同社のBtoB企業向けインサイドセールス市場を創造した実績と長期視点の経営戦略を高く評価している。
・一方、同社が極めてハードルが高い長期目標に挑戦するなかで、成長の蓋然性が高い既存事業と難易度が高いAI関連への先行投資をどの様に調和していくかに注目している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。