すららネット<3998> 新型コロナウイルスの影響があってもなくても20年12月期は大幅増益の見込み

2020/05/22

対話型ICT学習教材「すらら」の開発・提供を行う社会課題解決型“EdTech”企業
新型コロナウイルスの影響があってもなくても20年12月期は大幅増益の見込み

業種: 情報・通信業
アナリスト: 藤野敬太

◆ 会社概要
・すららネット(以下、同社)は、小学校低学年から高校生を対象としたICT学習(eラーニング)教材「すらら」の開発・提供を主要事業としている。

◆ 19年12月期決算
・19/12期決算は、売上高1,141百万円(前期比22.0%増)、営業利益64百万円(同68.1%減)となった。期初の会社計画に対する売上高の達成率は89.6%に留まったが、赤字想定だった営業利益は64百万円の黒字となった。テレビCM投入でBtoCマーケットでの利用拡大を図ったが、期待ほどの効果が出ず、テレビCMを抑えた。そのため、BtoCマーケットの売上高は期初計画に達しなかったが、広告宣伝費の抑制で黒字に浮上した。

◆ 20年12月期業績予想
・20/12期業績について、同社は売上高1,364百万円(前期比19.5%増)、営業利益152百万円(同136.2%増)と予想している。第1四半期決算公表時点で期初計画は据え置かれている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、20/12期の業績を、売上高1,389百万円(同21.8%増)、営業利益171百万円(同165.4%増)と予想した。ID数の増加が増収を牽引するものとし、前期に増加した広告宣伝費が減少するなど費用の伸びが抑制され、売上高営業利益率の改善につながるものとした。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、21/12期以降、年17%~18%台の増収が続き、売上高営業利益率は22/12期に16.1%まで上昇すると予想した。
・新型コロナウイルス禍に伴う全国一斉の休校要請を受け、同社は「すらら」IDの無償提供を実施した。同社では短期的な業績貢献を見込んでいないが、今後の有償IDへの移行度合いや、「すらら」の認知度向上が及ぼす影響等、将来の業績への寄与につながるかに注目したい。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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