SERIOホールディングス<6567> 20 年 5 月期上期業績は順調な進捗で、通期の増収増益計画に変更なし

2020/02/14

子育て中の女性に特化した人材派遣や認可保育園の運営などを行う
20 年 5 月期上期業績は順調な進捗で、通期の増収増益計画に変更なし

業種: サービス業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・SERIO(セリオ)ホールディングス(以下、同社)グループは、持株会社で ある同社と子会社のセリオ及びセリオの子会社で同社にとっては孫会社 に当たるクオーレで構成されている。セリオが就労支援事業、放課後事 業、保育事業を行っており、クオーレはセリオが運営する保育事業の不 動産施設を賃貸している。
・20/5 期第 2 四半期累計期間(以下、上期)の売上構成比は就労支援事 業が 33.7%、放課後事業が 31.9%、保育事業が 34.4%である。

◆ 20 年 5 月期上期決算の概要
・20/5期上期の売上高は前年同期比10.7%増の3,447百万円、営業利益 は同 45.1%増の 50 百万円であった。すべての事業で増収を維持し、採 用費や労務費の抑制効果による保育事業の利益率改善により、利益水 準は低いものの営業利益の高い伸びにつながった。同社は上期の計画 を公表していないが、会社計画をクリアする結果となった模様であ る。

◆ 20 年 5 月期の業績予想
・20/5期の会社計画は期初予想通り、売上高7,021百万円(前期比12.2% 増)、営業利益 90 百万円(同 41.7%増)である。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、上期の順調な進捗を踏 まえ、会社計画とほぼ同じである前回予想を据え置いた。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は、就労支援事業では新サービスの展開やエリアの拡大、放課 後事業、保育事業では保育ニーズの高い首都圏での施設展開を積極 化することにより持続的な事業規模拡大を目指す考えである。
・当センターでは、就労支援事業でのエリア拡大、放課後事業、保育事 業での首都圏への展開強化により、事業規模拡大を継続することが 可能と考えており、21/5期以降も増収増益が続く予想を据え置いた。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。