No.1<3562> 20年2月期は売上高、営業利益とも過去最高を見込む

2019/11/11

OA関連商品及び情報セキュリティ機器の販売と保守サービスを提供
20年2月期は売上高、営業利益とも過去最高を見込む

業種: 卸売業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・No.1(以下、同社)は、中小企業や個人事業主に対して、OA関連商品や情報セキュリティ商品の販売及び販売した機器の保守、メンテナンス等のITサポートサービスを行っている。尚、19/2期までは、オフィスコンサルタント事業とシステムサポート事業にセグメントを分けていたが、20/2期からは両事業を統合し、単一セグメントとしている。

◆ 20年2月期上期決算の概要
・20/2期第2四半期累計期間(以下、上期)の売上高は前年同期比6.5%増の4,238百万円、営業利益は同45.1%増の147百万円であった。主要商品であるOA関連商品、情報セキュリティ商品の販売が順調に伸び、増収となった。増収効果及び自社企画商品の販売好調により売上総利益率が改善し、人件費を中心とした費用の増加を吸収して二桁営業増益となった。

◆ 20年2月期の業績予想
・20/2期の会社計画は、期初予想通り売上高が前期比6.9%増の8,727百万円、営業利益が同5.9%増の350百万円である。積極的なシステム投資による経費増を見込むものの、売上増で吸収し過去最高の営業利益を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、上期の結果を踏まえ、前回の利益予想を若干引き上げた。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は、営業とサポートの組織統合、システム投資による生産性の向上などに注力し、持続的な事業規模拡大を目指す考えである。21/2期の売上高9,243百万円、営業利益475百万円を中期経営計画の目標に掲げている。
・当センターでは、同社が取り組むシステム投資による生産性の向上などがこの先の業績拡大につながると考えており、21/2期以降も増収増益が続くと予想した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。