ブロードバンドセキュリティ<4398> 中立性をもった多様なサービスラインナップを武器に収益性向上を目指す

2019/10/21

ITセキュリティに特化した独立系サービスプロバイダー
中立性をもった多様なサービスラインナップを武器に収益性向上を目指す

業種: 情報・通信業
アナリスト: 前田吉弘

1.会社概要
・ブロードバンドセキュリティ(以下、同社)は、企業における情報漏洩の予防や防止、セキュリティ機器の24時間365日体制での遠隔監視、未知のマルウェア検知によるネットワーク遮断等により、情報漏洩リスクから企業を守ることを目的としたITセキュリティサービスを主要な事業としている。

2.財務面の分析
・開示のある13/6期以降、6期連続増収となる一方で、経常利益は13/6期から15/6期までは赤字で推移し、黒字転換後も足踏み状態にある。
・ITコンサルティング企業との比較では、規模、収益性、成長性、安全性において特に優れた数値は見当たらず、現時点においては、稼ぐ力と財務体質は業界内では低い水準にあるといえる。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、「クレジットカード関連事業で培われた技術対応力の高さ」にあり、優れた顧客基盤やネットワーク力の形成につながっている。

4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、「優秀な人材の確保・育成」、「先行投資の継続と収益性向上の両立」、「技術革新への対応」が挙げられる。
・今後の成長戦略としては、「多様なサービスラインナップ提供を第一とする事業戦略」が継続される見通しである。ストック型サービスの積み上がりを収穫逓増型モデルに進化させられるかが注目される。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、長期的視点に立ち「事業トランスフォーメーション」と「先行投資の継続」を実行してきた経営戦略を評価している。
・一方、先行投資局面とはいえ、収益性水準が低位にとどまっていることには留意する必要があると考えている。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。