エクスモーション<4394> エンジニアファーストの経営スタイルにより、ハイスペックな人材確保を目指す

2019/08/28

「組込みソフトウェア」の設計技術に特化したコンサルティング・ファーム
エンジニアファーストの経営スタイルにより、ハイスペックな人材確保を目指す

業種: 情報・通信業
アナリスト: 前田吉弘

1.会社概要
・ エクスモーション(以下、同社)は、「組込みソフトウェア」の設計技術に特化したコンサルティング事業をメインとし、そこで得られた知見を教育・人材育成事業やツール事業に展開している。

2.財務面の分析
・開示のある13/11期以降、売上高は14/11期から5期連続増収、経常利益は17/11期から2期連続増益となっている。
・ITコンサルティング企業との比較では、規模を除く、安全性、成長性、収益性の大部分で良好ないし問題ない水準にあり、資本効率等に課題を抱えつつも稼ぐ力と財務体質は業界内で優れた部類にある。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、「エンジニア出身のトップマネジメントによるエンジニアファーストの経営スタイルの追求」である。その結果、経営方針に共感したエンジニアが集結し、企業文化や待遇面に高い満足度を覚える従業員によって、価値創造の基盤となる「人的資本」が形成され、「専門性の高い人材による実践型のワンストップ支援」というコアコンピタンス確立につながっている。

4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、「優秀な人材の確保・育成」、「収益基盤の拡充」、「技術革新への対応」、「自動車業界のパラダイムシフトへの対応」が列挙できる。
・今後の成長戦略としては、「市場拡大、高利益率、組織拡大」によるオーガニック成長の追求に加え、自動車業界以外での新規顧客の開拓、教育・人材教育やツール事業の強化が推進される見通しである。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、事業領域の選定とコアコンピタンスの確立を上手くリンクさせた経営戦略を高く評価している。
・一方、ビジネスモデル的に「人的資本」の「組織資本」への転換が難しい点には留意すべきだと考えている。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。