クックビズ<6558> 増員や拠点拡大の効果による19年11月期の大幅増収増益計画に変更なし

2019/08/05

飲食業界に特化した人材紹介事業及び求人広告事業を手掛ける
増員や拠点拡大の効果による19年11月期の大幅増収増益計画に変更なし

業種: サービス業
アナリスト:佐々木 加奈

◆ 事業内容
・クックビズ(以下、同社)は、飲食業界に特化した人材紹介事業及び求人広告事業、その他事業を行っている。主力は08年に開始した人材紹介事業で、同社の展開する求人情報サイト「cookbiz」に登録された求職者を、コンサルタントを通じて求人企業に紹介するサービスである。19/11期第2四半期累計期間(以下、上期)の売上構成比は63.3%である。

1911月期上期決算の概要
・19/11期上期の売上高は前年同期比24.6%増の1,460百万円、営業利益は同129.5%増の132百万円であった。主力である人材紹介事業において、人件費や広告宣伝費の増加を増収効果で吸収してセグメント利益が大きく伸びた。同社は上期の計画を公表していないが、計画をクリアする結果となった模様である。

1911月期の業績予想
・19/11期の会社計画は、売上高が前期比22.4%増の3,064百万円、営業利益が同53.6%増の203百万円である。積極的な採用に伴う人件費の増加、大規模な広告宣伝を行うことによる広告宣伝費の増加を売上増で吸収して大幅営業増益となる期初計画に変更はない。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、会社計画を上回る25.4%増収、78.0%営業増益予想を据え置いた。

◆今後の事業戦略と業績見通し
・同社は、事業規模拡大のため、人員の拡充、マッチング率の向上、求人広告掲載数の増加、商圏の拡大などに注力している。
・当センターでは、市場環境は同社にとって追い風であり、同社が飲食業界に特化して蓄積したノウハウを活かして事業規模を拡大し続けるのは可能であると考えている。20/11期以降についても増収増益が続く業績予想を据え置いた。

>>続きはこちら(1.61 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。