ログリー<6579> 運営するネイティブ広告配信プラットフォームは「LOGLY lift」

2019/08/01

インターネット広告の一つであるネイティブ広告に特化し、広告配信サービスを提供
運営するネイティブ広告配信プラットフォームは「LOGLY lift」

業種: サービス業
アナリスト: 佐々木加奈

1.会社概要
・ログリー(以下、同社)は、インターネット広告の一つであるネイティブ広告に特化し、広告配信サービスを提供している。運営する広告配信プラットフォームは「LOGLY lift」で、複数の広告媒体を集めて広告配信ネットワークを作り、まとめて広告を配信するアドネットワークのなかでサービスを提供している。
・同社はネイティブ広告プラットフォーム事業の単一セグメントである。国内事業の他に、台湾などで「LOGLY lift」のOEM提供を行っている。
2.財務面の分析
・広告枠数及び閲覧者が広告をクリックする回数の増加に伴い、業績は拡大基調にある。20/3期の会社計画は27.7%増収、8.5%営業増益と、売上高、営業利益とも過去最高を見込んでいる。
・他社との財務指標比較では、売上高の成長率が80%超と高い水準にある。また、安全性に関する指標の優位性が高い。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、工学博士である創業者や高い技術を有するエンジニアによる独自開発の技術、蓄積されたノウハウなどにある。
4.経営戦略の分析
・同社は、ネイティブ広告配信技術の高度化を図ることや、動画広告配信サービスの開発・提供を進めることにより持続的な事業規模拡大を目指す考えである。
・海外展開については、当面は東南アジア各国をターゲットとし、「LOGLY lift」のOEM提供を進める考えである。
5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、同社が国内で事業規模を拡大し続けることは可能で、中長期的には海外展開の収益寄与が期待できると考えている。
・20/3期業績については会社計画を若干上回る利益水準を予想し、21/3
期以降も増収増益が続くと予想する。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。