新日本製薬<4931> ヘルスケア商品にも注力し事業の分散化を図る構え

2019/07/09

主力事業が健康食品の販売から化粧品の販売にシフトした通販会社
ヘルスケア商品にも注力し事業の分散化を図る構え

業種:化学
アナリスト: 松尾 十作

◆ 化粧品主力の通販会社
新日本製薬(以下、同社)は、92 年に設立され、94 年に健康食品の通信販
売、00 年に基礎化粧品の通信販売、06 年に医薬品の通信販売を開始した。
取扱品は化粧品、ヘルスケア商品(健康食品、機能性表示食品、医薬品)
で、18/9 期の売上高構成比は化粧品が87.2%、ヘルスケア商品が12.8%で
ある。また、販売チャネル別売上高構成比は通信販売が93.2%、直営店販
売・卸売販売が5.4%、海外販売が1.4%となっている(図表1)。

化粧品は基礎化粧品が中心で、05 年にオールインワンスキンケア商品であ
る「RAffINE(ラフィネ)シリーズ」の販売を開始した。06 年に「ラフィネ パー
フェクトワン」を発売したが、顧客への訴求力が高いことから、14 年にブラン
ド名を「ラフィネシリーズ」から「PERFECT ONE」にリブランディングした。
オールインワン美容液ジェル、化粧水、クレンジング・洗顔等を展開している。
中でも、化粧水・乳液・クリーム・美容液・パック・化粧下地の6 役を1 品で果
たすパーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズは主力商品とな
っている。

ヘルスケア商品は健康茶の販売から始まったが、今では健康食品、機能性
表示食品、医薬品を多数取り揃えている。健康食品では、野菜不足を気に
する人のために「朝イチスッキリ!青汁サラダプラス」等、機能性表示食品で
はひざ関節の曲げ伸ばしや柔軟性をサポートする「ロコアタックEX」等、医
薬品ではイボ・肌荒れに有効な成分を配合した錠剤「新日本製薬の生薬
ヨクイニンエキス錠SH」がある。

同社は研究開発及び企画を自社で行い、製造を全て外部に委託している。
主な仕入先は日本コルマー注1 で、同社仕入高(18/9 期5,165 百万円)の3
分の2 程度を占めている。コールセンターはコストベースで外部委託が過半
であり、その比率は上昇傾向にある模様である。

販売チャネルでは通信販売が主力だが、その他には直販、卸売販売、海
外販売がある。直販では、百貨店やショッピングセンターに出店している直
営店舗12 店(19 年3 月末時点)がある。卸売販売先は総合スーパーや東
急ハンズ(東京都新宿区)等のバラエティショップがある。海外販売は海外
代理店を通じての販売となっており、国別では台湾が中心となっている。

同社の購買層は過去4 年間注2 において女性が9 割弱を占めている。購買
層では、ミドル世代(40 歳以上60 歳未満)とシニア世代(60 歳以上)で合計
9 割強、リピーター(過去に同社商品を2 回以上購入した顧客)は約7 割で
ある。

>>続きはこちら(1.15 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。