あさくま<7678> 1962年の1号店出店から郊外ロードサイドを中心に店舗展開を進める

2019/07/04

ステーキとハンバーグがメインの「ステーキのあさくま」を中心に複数業態を展開
1962年の1号店出店から郊外ロードサイドを中心に店舗展開を進める

業種:小売業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 「ステーキのあさくま」を中心に複数業態を展開
あさくま(以下、同社)は、1962年3月に「ドライバーズコーナー・キッチンあさくま」を愛知県日進市に出店して以来、主にステーキとハンバーグをメインメニューとする「ステーキのあさくま」を、郊外ロードサイド中心に展開している(図表1)。中古厨房機器のリサイクル販売を行うテンポスホールディングス(2751東証JQS)が同社の親会社である。BSE(牛海綿状脳症)発生による業績悪化を受け、経営基盤強化のため06年12月にテンポスバスターズ(現テンポスホールディングス)を割当先とする第三者割当増資及び転換社債型新株予約権付社債を発行して資本提携した。その後11年4月にテンポスバスターズが転換社債型新株予約権付社債を株式転換して同社が子会社となった。

「ステーキのあさくま」は主にファミリー層をターゲットとしたカジュアルレストランで、客単価は1,800円程度(ランチタイム1,450円、ディナータイム2,250円)となっている。

同社の子会社は、ブッフェレストラン「ファーマーズガーデン」、もつ焼き居酒屋「エビス参」などの飲食業態を展開する、あさくまサクセッション1社で、19年4月末時点両社で7業態、87店を展開している(図表2)。

同社は地盤である愛知県を中心に店舗展開を進めており、19年4月末の県別店舗数は愛知県23店、静岡県8店、神奈川県7店、東京都16店、千葉県6店、埼玉県9店などである(図表3)。

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資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。