ユニフォームネクスト<3566> 19年12月期後半の新システム導入が終われば、拡販のための武器が揃う

2019/07/01

業務用ユニフォームのインターネット販売で拡大してきた企業
19年12月期後半の新システム導入が終われば、拡販のための武器が揃う

業種:小売業
アナリスト: 藤野敬太

◆ 会社概要
・ユニフォームネクスト(以下、同社)は、インターネットを中心に業務用ユニフォームの通信販売を展開している。設立当初は福井県で対面販売を行ってきたが、現社長になり、通販による全国販売主体のビジネスモデルに転換した。

◆ 18年12月期決算
・18/12期決算は、売上高4,030百万円(前期比16.2%増)、営業利益342百万円(同2.6%増)となった。期初の会社計画に対する達成率は売上高が100.8%、営業利益が100.2%であった。サービス部門のクリニックユニフォーム、オフィスワーク部門の増収が牽引したが、売上構成比の変化による売上総利益率の低下と、販売費及び一般管理費の増加により、売上高営業利益率は8.5%まで低下した。

◆ 19年12月期業績予想
・19/12期業績について、同社は売上高4,849百万円(前期比20.3%増)、営業利益357百万円(同4.2%増)と予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、19/12期の業績を、売上高4,885百万円(同21.2%増)、営業利益387百万円(同13.1%増)と予想した。オフィスワーク部門とその他が増収を牽引しよう。売上構成比の変化と加工原価の増加で売上総利益率は0.6%ポイント低下すると予想するが、その分が売上高営業利益率の低下につながるものとした。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、20/12期以降も、年20%を超える増収が続き、売上高営業利益率は21/12期に9.2%まで上昇すると予想した。
・物流・加工機能を持つ新社屋の稼働が始まり、19/12期中には新システムの稼働が予定されている。これをもって大きな投資は一巡する。今後は増収に向けて在庫をどこまで積極的に拡充していくかに注目したい。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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