ブランディングテクノロジー<7067> ストック売上比率約8割と高く、人材採用支援領域にも注力し業容拡大目指す

2019/06/25

中小企業向けのデジタルマーケティングが主力事業
ストック売上比率約8割と高く、人材採用支援領域にも注力し業容拡大目指す

業種:サービス業
アナリスト: 松尾 十作

◆ デジタルマーケティングが主力
ブランディングテクノロジー(以下、同社)グループは、ブランド事業、及びデジタルマーケティング事業を行う同社、オフショア関連事業を担当している株式会社アザナ、及びVieTry CO.,LTD注1、管理部門の受託部門であるシンガポールのBranding Technology Asia PTE.LTD.の4社から構成されている。

19/3期の事業別売上高構成比は、ブランド事業が30.2%、デジタルマーケティング事業が67.0%、オフショア関連事業が2.8%となっている(図表1)。

◆ ブランド事業
企業にとってブランドとは、存在意義や独自の強み等、成長に欠かせない重要なものと同社は位置づけている。ブランドを起点とした企業活動の展開を「ブランドファースト」と同社は呼んでいる。ブランド事業では「ブランドファースト」に基づき、Web サイト構築や動画・チラシ・パンフレット制作及びコンテンツ制作、経営支援までの幅広いソリューションを提供している。

主なソリューションサービスには、オウンドメディア注2構築、経営サポートサービス、コンテンツ制作、自社メディア運用、歯科医院経営サービスがある。

オウンドメディア構築ではWeb サイトの動画制作やチラシ・パンフレットの制作を請け負っている。経営サポートサービスは、Web サイトの閲覧者の解析レポートの提供をはじめ、経営戦略の相談に至るまで幅広く支援している。コンテンツ制作はブログやメールマガジンを対象とした記事及び動画コンテンツ制作を行っている。自社メディア運用は、歯科タウン等の4 つのポータルサイトを運用しており、ポータルサイトを通じた予約や問い合わせに対して報酬を得ている。歯科医院経営サービスは、「歯科医院経営改善ツール」等のシステムを開発し、歯科医院向けに経営サービスを提供している。

◆ デジタルマーケティング事業
デジタルマーケティング事業は、インターネット上での総合マーケティング支援を行っている。マーケティングに精通した担当者がおらず、十分な予算も確保できないことから大手広告代理店に依頼することが難しい中小企業を対象としている。

主なマーケティング支援は、インターネット広告運用、デジタルマーケティングツール支援、定期訪問コンサルティング、SEO コンサルティングがある。

インターネット広告運用は、運用型広告注3 を中心に様々な種類のインターネット広告配信を顧客の要望に応じて出稿している。インターネット広告運用の売上高の7 割から8 割は運用型広告である。デジタルマーケティングツール支援では、Web サイト閲覧者分析ツール等を販売している。定期訪問コンサルティングは、担当コンサルタントが顧客に定期訪問してマーケティングデータの分析・解析等の情報を提供している。SEO コンサルティングは、Web サイトがポータルサイトでの検索で上位に表示されるための施策を提案している。

◆ オフショア関連事業
沖縄に拠点のある株式会社アザナ、及びベトナムに拠点のあるVieTry CO.,LTD.の地域特性を活かし、アジア圏に事務所がある日系企業や現地企業に対して、オウンドメディアの構築及び保守運用、総合マーケティング支援を行っている。ブランド事業、及びデジタルマーケティング事業を支援する位置づけの色合いが濃い事業であり、19/3 期における外部顧客向け売上高139 百万円に対して、内部売上高又は振替高は152 百万円とグループ内向け売上高の方が多い。

>>続きはこちら(1.16 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。