WASHハウス<6537> 19 年12 月期はFC 店舗の新規出店に注力し、業績回復を目指す

2019/04/05

コインランドリー「WASH ハウス」を九州地区中心に展開
19 年12 月期はFC 店舗の新規出店に注力し、業績回復を目指す

業種: サービス業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・WASHハウス(以下、同社)は、コインランドリー事業の単一セグメントで、
売上高はコインランドリー「WASH ハウス」のチェーン本部としてフランチ
ャイズ(以下、FC)システムをオーナーに提供するFC 部門、提供したFC
店舗の運営・管理を行う店舗管理部門、直営店舗の運営等を行う直営
部門その他に分類される。
・店舗は九州地区を中心に展開しており、18 年12 月末時点の店舗数は
FC551 店、直営32 店である。

◆ 18 年12 月期決算の概要
・18/12 期の売上高は前期比18.5%減の2,749 百万円、営業利益は同
94.9%減の12 百万円であった(18/12 期から連結決算に移行したため前
期比は17/12 期単体数値との比較)。FC 店舗の新規出店数が前期を下
回ったことが主因で減収となり、人件費を中心とした経費増を吸収
できず大幅営業減益となった。出店数想定の下振れが主因で当セン
ター予想も大幅に下回る結果であった。

◆ 19 年12 月期の業績予想
・19/12 期の会社計画は、売上高が前期比33.7%増の3,675 百万円、営業
利益が200 百万円(18/12 期12 百万円)である。FC 部門では過去最高
となる116 店の新規出店(期末店舗数667 店)を計画しており、FC
部門及び店舗管理部門の増収に寄与することを見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、前回予想を減額修正し、
会社計画を下回る水準を予想した。

◆ 事業戦略と中期業績見通し
・同社は持続的な成長のため、出店エリアの拡大、関連事業及び周辺事
業への進出などに注力しており、今期は都市部でのFC 展開を加速する
計画である。関連事業では、洗剤の内製化に向けた準備が進んでいる。
・当センターでは、20/12 期以降もFC 店の新規出店により業績拡大が
続くと予想するものの、新規出店数の想定変更に伴い、前回予想を
減額修正している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。