Orchestra Holdings<6533> ソリューション事業も寄与し、19年12月期も二桁増収増益見込み

2019/03/27

デジタルマーケティング事業、ライフテクノロジー事業などを手掛ける
ソリューション事業も寄与し、19年12月期も二桁増収増益見込み

業種: サービス業
アナリスト: 佐々木 加奈

◆ 事業内容
・Orchestra Holdings(オーケストラホールディングス、以下、同社)は、17年7月に持株会社体制へ移行し、社名をデジタルアイデンティティから変更した。従来のデジタルマーケティング事業、ライフテクノロジー事業に加え、17/12期第3四半期からソリューション事業を開始している。
・主力のデジタルマーケティング事業では、運用型広告サービス、SEOコンサルティングサービス、クリエイティブサービスなどを提供している。

1812月期決算の概要
・18/12期の売上高は前期比23.0%増の7,255百万円、営業利益は同30.0%増の474百万円であった。デジタルマーケティング事業では運用型広告が順調に伸びたこと、ライフテクノロジー事業ではプロモーションの効果でユーザーが増加したことが増収につながった。ライフテクノロジー事業の営業利益が大きく伸びたこと、ソリューション事業が利益貢献したことにより増益率が高まった。

1912月期の業績予想
・19/12期の会社計画は売上高が前期比30.9%増の9,500百万円、営業利益が同20.2%増の570百万円である。デジタルマーケティング事業では引き続き主力の運用型広告の伸びが見込めること、ライフテクノロジー事業ではプロモーションによるユーザー増加が見込めることから、二桁増収増益を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、前回予想を見直し、会社計画並みの利益水準を予想している。

◆ 今後の事業戦略と業績見通し
・同社は、主力のデジタルマーケティング事業では市場成長を着実に捉え、安定的な成長を目指す考えである。引き続き、新規事業への積極的な投資やM&Aの実施も視野に入れている。
・当センターでは、21/12期まで増収増益が続くと予想した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。