髙島屋(8233)の第2四半期決算は、営業収益は国内百貨店と空港型免税店が牽引し増収・計画超過、営業利益は先行投資等により減益も計画超過

2018/11/01


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説明会開催日:2018年10月12日
代表執行役社長 木本 茂氏

◎連結業績のポイント
▽連結業績
・営業収益は前年同期比1.9%増の4,415億円、営業利益は3.4%減の134億円
・営業収益は国内百貨店と空港型免税店が牽引し増収・計画超過
・営業利益は先行投資等により減益も計画超過
・経常利益は受取配当金増・為替差益増等により増益・計画超過
・純利益は特別損益悪化により減益も計画超過
▽国内百貨店業績
・営業収益は好調なインバウンド売上と堅調な国内消費により増収および計画超過
・販売管理費は先行投資や変動費増等はあるものの計画から良化
・増収により営業利益・経常利益・純利益は減益も計画超過
▽主要子会社業績(国内)
・東神開発は、日本橋髙島屋S.C.東館開業などにより増収も先行投資費用増により減益
・髙島屋クレジットは、外部手数料などが順調に伸び増収増益
・髙島屋スペースクリエイツは、受注は伸ばしたものの、競合激化による利益率低下の影響が大きく増収減益
▽主要子会社業績(海外)
・タカシマヤ シンガポールは、開業25周年記念施策等により増収増益
・TDSは増収も、一部テナントの契約更改等で営業利益は前年並み
・上海高島屋・タカシマヤベトナムは、業績改善が継続

 

◎髙島屋グループ成長戦略と進捗
▽グループ総合「まちづくり戦略」推進、安定的成長を実現
・地域と共生し、グループ力を結集した独自の商業施設づくりを実現
・百貨店業とのシナジーにより安定的グループ成長を実現
・グループ変革プロジェクトにより経営効率改善、まちづくり戦略を下支え
▽進捗状況
・9/25日本橋髙島屋S.C.開業、来年3月グランドオープン
・2019年3月、本館改装が完了し、いよいよ日本橋髙島屋S.C.グランドオープン
・サイアム髙島屋がICONSIAMの核テナントとして11月10日オープン
・25周年を迎えるシンガポール髙島屋S.C.を拠点とした戦略展開
・東神開発(不動産業)は次世代百貨店を形成すべく、まちづくり戦略を推進
・インバウンドは2018年度上期実績283億円前年比+25.2%、2018年度目標560億円同+15%
・グループ経営の仕組みを抜本的に見直し業務変革により経営効率を高め、創出した利益を成長戦略に再投資
・2022年度に31億円の利益貢献、システム改修等スケジュールは概ね計画通り進行
・グループ共通コスト改革として経費可視化・適正化の取り組み、IT運用コスト削減を推進
・CSR経営としてSDGsを事業活動に取り込み、環境・社会活動を推進

 

◎2019年2月期計画
・営業収益は前年比2.1%増の9,270億円、営業利益は12.2%減の310億円を予想
・営業収益は、国内百貨店と空港型免税店の好調やサイアム髙島屋の開業効果等により増収・上方修正
・営業利益・経常利益・純利益は、将来の成長に向けた先行投資等により減益見込みも、営業収益の上方修正により計画を修正

 

◎資本政策
▽基本的考え方
・財務健全性と資本効率を両立させるべく、将来成長に向けた投資と株主還元とのバランス重視
▽2022年度目標
・財務健全性:自己資本比率 47.5%
・資本効率:ROE7%以上
▽株主還元
・安定的な配当水準の維持を基本に、諸環境を勘案し、最適な株主還元を実施


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