プレステージ・インターナショナル(4290)の通期決算は、新規クライアントの獲得や事業領域の拡大による収益機会の獲得により増収増益に

2018/06/25



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説明会開催日:2018年6月5日
代表取締役社長執行役員 玉上 進一氏
上席執行役員 中山 克哉氏

◎決算概要
・売上は前期比12.4%増の331.1億円、営業利益は12.3%増の42.3億円
・売上は新規クライアントの獲得、エネルギー自由化に関連するサービスの開発・提供等に取り組みによる継続成長で、増収
・営業利益は平成27年4月に開設した富山BPOタウンの稼働が想定を下回ったものの、事業領域の拡大による収益機会の獲得を受け、増益
・経常利益は主に為替差益168百万円、持分法による投資利益164百万円の計上により、増益
・当期純利益は全社的な事業規模の拡大によるスケールメリットがあり、増益

 

◎中期事業計画の振り返り
・売上は新規クライアントの獲得、エネルギー自由化に関連するサービスの開発・提供を行ってきたが、人財の確保が想定を下回り、計画目標35,000百万円は未達成
・営業利益は富山BPOタウンの稼動が想定を下回り、計画目標13%は未達成
・ROE・ROAはイントラストの資本政策による資産、純資産の積み上げがあり、未達成
・配当性向は増配を継続し、達成

 

◎事業別売上高・営業利益の状況
▽ロードアシスト
・新規クライアントの獲得と既存事業が堅調に推移し、増収。(対前期比+16.3%)
・現場対応グループ会社の拡充をはじめとする先行投資の効果があらわれ、増益。(対前期比+17.3%)
▽プロパティアシスト
・不動産向けサービス(ホームアシスト)の堅調な成長により増収。(同+15.9%)
・現場対応グループ会社の拡充をはじめとする先行投資の効果があらわれ、増益。(同+64.7%)
▽インシュアランスBPO
・海外駐在員向けサービス(ヘルスケア・プログラム)の新規クライアント獲得により、増収。(同+2.4%)
・海外日本語サービス案件の減少及び将来に向けた体制強化コストなどがあり、減益。(同-12.5%)
▽ワランティ
・既存の家賃保証プログラムや、自動車延長保証が堅調に推移し、増収。(同+8.5%)
・主に家賃保証プログラムでのスケールメリットを活かしたコスト抑制があり、増益。(同+15.7%)
▽カスタマーサポート
・大型既存受諾業務の堅調により、増収。(同+17.5%)
・今期獲得クライアントのオペレーションが安定化し、増益。(同+18.0%)
▽ITソリューション、派遣・その他
・ITソリューションは前期の新規開発案件の反動により、減収。派遣・その他は介護事業が堅調に推移し、増収。(同-8.6%)
・ITソリューションは前期の新規開発案件の反動により、減益。派遣・その他は人材派遣業務が業務委託契約に切り替わった影響が継続し、マイナスを計上。(同-92.1%)

 

◎業績予想
・売上高、営業利益ともに安定的な10%前後の成長を見込む
・売上は前期比8.7%増の360億円、営業利益は11.1%増の47億円を予想
・売上は大型新規案件は見込まないものの、既存業務の着実な成長を予定
・営業利益は富山BPOの稼働率及び現場対応グループの稼働状況の改善に集中し、利益率の向上を図る

 

◎中期事業計画「HOP3」- 2019年3月期~2021年3月期の見通し及び戦略 –
▽中期事業計画「HOP3」数値目標
・売上高450憶円
・売上高営業利益率14%
・ROE15% ROA10%
・総配当還元性向 30%
▽中期事業計画「HOP3」戦略 リテンションメーカー
3つのリテンション(囲い込み)サイクルの創造、運営に取り組む
1.ビジネス:単一サービスから、複数のサービスを提供しエンドユーザーの囲い込みに資するサービスを総合的に提供。「PIでしかできないサービス」領域を拡大、深化する
2.人材:魅力ある職場創りと適材適所によりロイヤリティの向上を推進する
3.地方創生:地方に愛され、誇れる会社としての施策を実行し、選ばれる会社となる

 

 


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