帝人(3401):園部執行役員CFO
為替の影響で増収も、素材事業低迷で減益。アジア・新興国戦略と構造改革の進捗は?

2013/08/27
説明会開催日:2013年8月2日
スピーカー:執行役員 CFO 園部 芳久 氏

帝人が8月2日に発表した2014年3月期第1四半期決算は、為替差益の影響が120億円に達し、前年同期比92億円増の1,835億円となった。営業利益は素材事業の低迷などにより11億円の減益となったが、四半期純利益では特別損失などの減少により、2億円の黒字転換となった。高機能繊維・複合材料事業において、光ファイバー用途は堅調に推移、自動車関連用途も米国およびアジアにおいては、回復の兆しが見えてきた模様。一方電子材料・化成品事業において、フィルム製品はスマートフォン向けでは堅調に推移したものの、液晶TV向けで他国製品との競争激化により、苦戦を強いられている。園部CFOは通期業績の見通しは据え置いたが、主要事業の環境認識と同社のアクションについて詳細に語り、また、新規メタ系アラミド繊維の事業化・タイ工場の新設や、新聞報道にもあった米国アムジェン社との共同研究の話題にも触れた。この日、現在進めている事業構造改革の推進状況を踏まえ、第2四半期決算発表までにさらに踏み込んだ中期収益目標を再設定する予定も明らかにした。
 
ダイジェスト版URL (約2分)
ダイジェスト版はこちら
本編URL (約37分)
業績概況 はこちら

【各企業の動画一覧ページはこちら】

株式会社i‐Cue(アイキュー)
上場会社が投資家向けに実施する会社説明会。ほとんどの会社では、トップの社長から、直接成長ストーリーや将来ビジョンについての説明を聞くことができます。個人投資家にとって、投資判断を左右する情報を読み取れる欠かせない機会となっています。
【各企業の動画一覧ページはこちら】
免責事項
当社の将来についての計画、戦略及び業績に関する予想と見通しの記述が含まれています。これらの情報は現在入手可能な情報による判断及び仮定に基づき算出しており、今後の事業内容等の変化により実際の業績等が予想と大きく異なる可能性がございます。
運営会社:株式会社i‐Cue(アイキュー)
Copyright 2015 i‐Cue Inc.All Rights Reserved.