ダイドーグループHD(2590)の2021年度通期決算は、先行投資の増加や海外飲料事業におけるコスト上昇などにより営業利益は減益も、国内飲料事業を中心に全てのセグメントで増収を達成
2022/06/14
説明会開催日:2022年3月4日
代表取締役社長 髙松 富也氏
代表取締役社長 髙松 富也氏
◎2021年度決算概要
・連結売上高は前期比+2.8%の1,626億円
・新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける中でも、全セグメントで増収を達成
・特に国内飲料事業が自販機設置台数増加を背景に増収、海外飲料事業も主力のトルコ飲料事業が現地通貨ベースで大幅増収
・先行投資の増加や、海外飲料事業におけるコスト上昇などにより、営業利益は前期比18.2%減
・為替差益の計上や特別損益の改善などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比24.0%増
・連結売上高は前期比+2.8%の1,626億円
・新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける中でも、全セグメントで増収を達成
・特に国内飲料事業が自販機設置台数増加を背景に増収、海外飲料事業も主力のトルコ飲料事業が現地通貨ベースで大幅増収
・先行投資の増加や、海外飲料事業におけるコスト上昇などにより、営業利益は前期比18.2%減
・為替差益の計上や特別損益の改善などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比24.0%増
◎2022年度業績予想
・連結売上高は1,560億円(収益認識基準の適用による影響額は105億円)、営業利益は前期比28.0%減の33億円を計画
・コロナ禍による影響は緩やかな回復を見込む
・原材料価格高騰による影響は、自販機チャネルを中心とした増収でカバーする方針
・自販機の競争力強化や希少疾病の医療用医薬品事業の育成など将来の成長に向けた投資を継続
・連結売上高は1,560億円(収益認識基準の適用による影響額は105億円)、営業利益は前期比28.0%減の33億円を計画
・コロナ禍による影響は緩やかな回復を見込む
・原材料価格高騰による影響は、自販機チャネルを中心とした増収でカバーする方針
・自販機の競争力強化や希少疾病の医療用医薬品事業の育成など将来の成長に向けた投資を継続
◎セグメント別概況
▽国内飲料事業
<2021年度の総括>
・自販機チャネルにおける自販機台数の着実な増加、スマート・オペレーションの展開
・流通チャネルでは、鬼滅の刃コラボ缶の反動減も、販路は拡大
・サプリメント通販は、初期投資を回収、高い成長率でセグメント利益を牽引
<2022年度の業績予想のポイント>
・自販機台数の増加、1台当たりの売上向上により、安定的な成長
・原材料費の高騰は増収によってカバーするが、減価償却費の増加と先行投資が増加
・サプリメント通販は、引き続き高成長の維持
▽海外飲料事業
<2021年度の総括>
〇トルコ
・現地通貨ベースでの高成長により、日本円換算でも増収
・急激なリラ安による輸入原材料高、国内外の物流費高騰による、コストの急騰
〇中国
・現地製造を開始、単年度黒字化を実現
<2022年度の重点戦略>
〇トルコ
・相対的に利益が確保しやすいHOD(Home Office Delivery)のミネラルウォーターの拡販に注力
・機動的な価格転嫁により売上確保とコスト増をカバー
・輸出ビジネスの拡大により為替リスクを低減
〇中国
・現地製造品の拡大によるセグメント利益への貢献
▽医薬品関連事業
<2021年度の総括>
〇ドリンク剤
・既存先を中心に消費者需要が戻らず、コロナ禍の影響を強く受けるも、足元では回復傾向
〇パウチ製品
・堅調な受注により、2023年度まで相応の稼働率確保を見込む
<2022年度の重点戦略>
・従業員の知識・技能獲得を伴う意識向上や試験体制のレベルアップによるさらなる品質力の向上
・関東工場のドリンクライン(2020年竣工)の生産性向上に伴うコストの低減
・原材料高騰に対応した価格転嫁
・大型新規先開拓に向けた提案活動の活性化
▽食品事業
<2021年度の総括>
・デザート市場の多様化によりコンビニエンスストアは厳しい状況が続くも量販でカバー、海外輸出、通販が伸長
・利益面では、多面的なコスト削減により、利益率を維持
<2022年度の重点戦略>
・消費行動の変容に合わせたドライゼリー・パウチゼリーの付加価値商品の開発
・海外販路の拡大や、新たな商品カテゴリの創出など、これまでのカテゴリを越える取り組み
・製造作業の効率改善に加えて、製造ロス削減・廃棄ロス削減による生産性向上
▽その他(希少疾病用の医療用医薬品事業)
<2021年度の総括>
・新薬シーズの日本国内商業化権利の許諾獲得
<2022年度の重点戦略>
・DYD-301とDYD-701(LCAT 遺伝子導入ヒト脂肪細胞医薬品)の2件の日本での臨床開発を進め、製造販売承認取得をめざす
・希少疾病対象の新たな治療薬候補品の日本国内のライセンス許諾契約の獲得をめざす
▽国内飲料事業
<2021年度の総括>
・自販機チャネルにおける自販機台数の着実な増加、スマート・オペレーションの展開
・流通チャネルでは、鬼滅の刃コラボ缶の反動減も、販路は拡大
・サプリメント通販は、初期投資を回収、高い成長率でセグメント利益を牽引
<2022年度の業績予想のポイント>
・自販機台数の増加、1台当たりの売上向上により、安定的な成長
・原材料費の高騰は増収によってカバーするが、減価償却費の増加と先行投資が増加
・サプリメント通販は、引き続き高成長の維持
▽海外飲料事業
<2021年度の総括>
〇トルコ
・現地通貨ベースでの高成長により、日本円換算でも増収
・急激なリラ安による輸入原材料高、国内外の物流費高騰による、コストの急騰
〇中国
・現地製造を開始、単年度黒字化を実現
<2022年度の重点戦略>
〇トルコ
・相対的に利益が確保しやすいHOD(Home Office Delivery)のミネラルウォーターの拡販に注力
・機動的な価格転嫁により売上確保とコスト増をカバー
・輸出ビジネスの拡大により為替リスクを低減
〇中国
・現地製造品の拡大によるセグメント利益への貢献
▽医薬品関連事業
<2021年度の総括>
〇ドリンク剤
・既存先を中心に消費者需要が戻らず、コロナ禍の影響を強く受けるも、足元では回復傾向
〇パウチ製品
・堅調な受注により、2023年度まで相応の稼働率確保を見込む
<2022年度の重点戦略>
・従業員の知識・技能獲得を伴う意識向上や試験体制のレベルアップによるさらなる品質力の向上
・関東工場のドリンクライン(2020年竣工)の生産性向上に伴うコストの低減
・原材料高騰に対応した価格転嫁
・大型新規先開拓に向けた提案活動の活性化
▽食品事業
<2021年度の総括>
・デザート市場の多様化によりコンビニエンスストアは厳しい状況が続くも量販でカバー、海外輸出、通販が伸長
・利益面では、多面的なコスト削減により、利益率を維持
<2022年度の重点戦略>
・消費行動の変容に合わせたドライゼリー・パウチゼリーの付加価値商品の開発
・海外販路の拡大や、新たな商品カテゴリの創出など、これまでのカテゴリを越える取り組み
・製造作業の効率改善に加えて、製造ロス削減・廃棄ロス削減による生産性向上
▽その他(希少疾病用の医療用医薬品事業)
<2021年度の総括>
・新薬シーズの日本国内商業化権利の許諾獲得
<2022年度の重点戦略>
・DYD-301とDYD-701(LCAT 遺伝子導入ヒト脂肪細胞医薬品)の2件の日本での臨床開発を進め、製造販売承認取得をめざす
・希少疾病対象の新たな治療薬候補品の日本国内のライセンス許諾契約の獲得をめざす
◎中期経営計画2026
再成長軌道への道筋をつけ、飛躍ステージへ
▽基本方針
・国内飲料事業の再成長
・海外事業戦略の再構築
・非飲料領域の強化・育成
再成長軌道への道筋をつけ、飛躍ステージへ
▽基本方針
・国内飲料事業の再成長
・海外事業戦略の再構築
・非飲料領域の強化・育成
決算中継「社長のビジョン」 株式会社i‐Cue(アイキュー)
上場会社が投資家向けに実施する会社説明会。ほとんどの会社では、トップの社長から、直接成長ストーリーや将来ビジョンについての説明を聞くことができます。個人投資家にとって、投資判断を左右する情報を読み取れる欠かせない機会となっています。
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免責事項
当社の将来についての計画、戦略及び業績に関する予想と見通しの記述が含まれています。これらの情報は現在入手可能な情報による判断及び仮定に基づき算出しており、今後の事業内容等の変化により実際の業績等が予想と大きく異なる可能性がございます。
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