アルトナー(2163)の第60期中間決算は、コロナ禍の影響により依然として厳しい状況だが、稼働人員・技術者単価・労働工数が前年同期を上回り増収増益に

2021/10/01



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説明会開催日:2021年9月22日
代表取締役社長 関口 相三氏

◎決算概要
・売上高は前年同期比8.9%増の39.8億円、営業利益は19.2%増の5.6億円
・経常利益20.8%増、四半期純利益26.3%増。営業利益率14.2%
▽市場環境
・コロナ禍の影響により、依然として厳しい状況
・[自動車業界] CASEや政府の「脱炭素」方針に対応するための電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)等の研究開発が活発
・[半導体業界] 自動車の電動化、IoT、テレワーク等で使用する電子機器類に必要な半導体、半導体製造装置の設計開発が活発
▽技術者派遣事業の状況
・稼働人員が前年同期を上回る
・技術者単価が前年同期を上回る
・労働工数が前年同期を上回る(残業時間の回復)
▽費用の状況
・採用活動・営業活動において、スタッフのテレワークを推進したことにより、旅費交通費、会議費等が減少
▽利益率向上の2つのポイント
【売上総利益率の向上】
1人当たりの技術者単価の上昇が必要
【営業利益率の向上】
技術者の増員に伴う間接部門の増員を管理効率の向上により抑え、販管費率の上昇を抑える

 

◎中期経営計画(’21年1月期~’23年1月期)
▽基本方針
・『 持続的成長および次世代成長のための基盤を構築する 』
・『 Make Value ! For the Next 2020-2022 』
▽基本施策
1.セグメント戦略の推進
・セグメント別戦略の構築(採用‐教育-配属-制度)
・セグメント別マーケットへの対応の確立
・新たな専門技術領域の開拓・模索
2.多種多様な人材活用の推進
・シニア・女性・外国人労働者(留学生)の人材活用
・協力会社の活用・組織化(請負・受託体制の確立)
▽セグメント別マーケットへの対応
・顧客企業のニーズ、モノづくりの工程での多様化する業務領域に対応するため、3つにセグメント化した戦略を推進し、精度の高いマッチングを実現
▽経営数値目標〈2023年1月期(最終年度)業績目標〉
・売上高100憶円
・営業利益率12.5%
・技術者数1,300人
・ROE20%以上
・配当性向30%以上

 

◎第60期(’22年1月期)業績予想、配当予想
・売上高…稼働人員、技術者単価、労働工数が順調に推移
・利益面…売上高の増収に加え、スタッフのテレワーク推進等による販売管理費の削減効果
・第2四半期の業績が当初予想より順調に推移
・2020年入社の新卒・キャリア技術者の未配属者の配属、2021年入社の新卒技術者の早期配属が順調に推移する見通し
・通期の業績予想を修正し、減益から増益に転換
・売上高は前期比11.4%増の79.9億円、営業利益は4.9%増の9.3億円、経常利益9.5億円、当期純利益6.7億円に予想を上方修正
・中間配当 …14.0円(当初予想11.5円より2.5円増配)
・期末配当 …14.0円(当初予想11.5円より2.5円増配)を予定
・年間配当金…28.0円(当初予想23.0円より5.0円増配)を予定

 


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