シキボウ(3109)の中間決算は新型コロナウイルス感染症により全セグメントで影響を受け減収減益も、感染防止対策と並行し経済的損失を最小限にする各種施策を実施

2020/12/28



btn03_hvdbtn01_hvdbtn02_hvd

説明会開催日:2020年12月11日
代表取締役 社長執行役員 清原 幹夫氏

 

◎決算概要
・売上は前期比16.4%減の158.5億円、営業利益は61.5%減の3.6億円
▽繊維セグメント(売上は前期比19.0%減の82.3億円、営業損失は2.5億円)
・原糸販売事業は、国内市場では中高級衣料品の需要低迷の継続・産地受注減。海外市場ではベトナム、インドネシア生産糸の販売減少
・中東民族衣装用生地は、後半に市況回復基調となったものの、在庫過多の影響で厳しい状況が続く
・ユニフォーム事業は、備蓄アパレル向けユニフォーム生地販売が在庫調整の影響や企業制服更新の延期等で出荷数量は減少したが、利益面では価格改定による効果出現。
・抗ウイルス加工「フルテクト®」等の衛生加工関連商材の引き合い多数により、売上減に歯止め・利益貢献
▽産業材セグメント(売上は前期比11.2%減の52.8億円、営業利益は65.9%減の1.1億円)
・産業資材部門では、ドライヤーカンバス事業は、紙生産量の減少により、カンバス需要も低調に推移
・フィルター事業は、自動車関連業種を中心に需要低迷も製造コスト改善施策が寄与し増益。
・機能材料部門では、化成品事業は食品分野の増粘多糖類等が堅調に推移し、増収
・複合材料事業は、電力分野向け部材が受注増加。航空機用途の需要が大幅に減少
▽不動産・サービスセグメント(売上は前期比17.3%減の26.1億円、営業利益は22.9%減の7.9億円)
・不動産賃貸事業は堅調に推移。
・リネンサプライ事業は新型コロナウイルス感染症の影響によるホテルの休業などで苦戦
▽2021年3月期業績予想
・8/7開示の前回予想から上方修正
・売上は326億円、営業利益は9億円を予想
・1株当たり配当金は前年同額の40円を予想

 

◎緊急経営計画 Revival Plan 2020-2021
・2021年度目標は売上が380億円、営業利益が20億円
・抗菌・抗ウイルス対応商材、SDGs・サステナブル対応商材について現在の事業を加速させる
・海外市場の開拓、デジタル営業の推進について新しい事業形態を創る
▽繊維セグメント
基本戦略:生産販売基盤の再構築と機能的連携による収益の拡大
▽産業材セグメント
・産業資材部門
基本戦略:
①新型コロナによる収益悪化をミニマイズするための実効性・即効性のある対策の実行
②ニューノーマルに対応し、採算性・新規性を重視した事業運営のゼロベース変革
③カンバス・フィルターの事業間の垣根を超えた販売戦略の立案と実行
・機能材料部門
基本戦略:
①新中核事業として事業基盤を固める
②化成品事業は持続的な拡大と収益確保
③複合材料事業は成⻑軌道への復帰に向けて事業体制を再構築
▽不動産・サービスセグメント
基本戦略:地域密着でトップを走る

 


株式会社i‐Cue(アイキュー)
上場会社が投資家向けに実施する会社説明会。ほとんどの会社では、トップの社長から、直接成長ストーリーや将来ビジョンについての説明を聞くことができます。個人投資家にとって、投資判断を左右する情報を読み取れる欠かせない機会となっています。
【各企業の動画一覧ページはこちら】
免責事項
当社の将来についての計画、戦略及び業績に関する予想と見通しの記述が含まれています。これらの情報は現在入手可能な情報による判断及び仮定に基づき算出しており、今後の事業内容等の変化により実際の業績等が予想と大きく異なる可能性がございます。
運営会社:株式会社i‐Cue(アイキュー)
Copyright 2015 i‐Cue Inc.All Rights Reserved.