シキボウ(3109)の通期決算は、主に繊維セグメントの苦戦により、減収営業(経常)減益も最終利益は増益に
2020/06/24
説明会開催日:2020年6月10日
代表取締役社長執行役員 清原 幹夫氏
代表取締役社長執行役員 清原 幹夫氏
◎決算概要
・売上は前期比6.8%減の380.3億円、営業利益は18.6%減の19.5億円
▽繊維セグメント(売上は前期比10.4%減の203.3億円、営業損失は2.7億円)
・原糸販売事業は、海外市場においてはベトナム、インドネシアなど海外生産糸の販
売が堅調に推移したが、国内市場においては、中高級衣料品の需要低迷により、各産
地向け販売が苦戦
・輸出衣料事業は、中東民族衣装用生地輸出が現地の市況回復により、順調に推移
・ユニフォーム事業は、備蓄アパレル向け生地販売が取引先の在庫調整の影響で、また、ニット製品販売は取引先の販売不振により苦戦した。一方、利益面では価格改定効果により利益率は改善しているものの、出荷数量の減少により利益額は減少
・2月以降は新型コロナウイルス感染症の拡大により、海外生産品の納期遅延、消費
マインドの低下等、各事業分野において売上高、利益とも影響を受ける
▽産業材セグメント(売上は前期比3.0%減の122.9億円、営業利益は21.3%減の8.9億円)
・産業資材部門では、製紙用ドライヤーカンバス事業は、国内の紙生産量の減少によ
り、カンバスの更新需要も低調に推移し減収
・フィルター事業は、低調な海外需要を浄水場用途などの国内公共需要がカバーし微
増収も運送費等の経費増と製造原価の高止まりにより微減益
・機能材料部門では、化成品事業は化学品分野の中国向け輸出が年度後半から回復
し、前期並み。食品分野の増粘多糖類等が堅調に推移した結果、全体で増収
・複合材料事業は、電力分野では前期並みも航空機分野の受託量が減少し減収
▽不動産・サービスセグメント(売上は前期比0.1%減の60.4億円、営業利益は2.1%減の19.0億円)
・不動産賃貸事業は、大型ショッピングセンター等の運営が、順調に推移
・サービス事業の物流分野は、新規取引先の獲得により順調に推移
・リネンサプライ事業は1月以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、取引先
ホテルの稼働が急激に低下し苦戦
▽2021年3月期業績予想
・新型コロナウイルス感染症による社会経済活動の停滞により、業績に与える不確定
要素が大きく、影響額を合理的に算出することが困難であるため、現時点では未定
・今後の動向を見極めながら、適正かつ合理的な算定が可能になった段階で、速やか
に公表予定
・売上は前期比6.8%減の380.3億円、営業利益は18.6%減の19.5億円
▽繊維セグメント(売上は前期比10.4%減の203.3億円、営業損失は2.7億円)
・原糸販売事業は、海外市場においてはベトナム、インドネシアなど海外生産糸の販
売が堅調に推移したが、国内市場においては、中高級衣料品の需要低迷により、各産
地向け販売が苦戦
・輸出衣料事業は、中東民族衣装用生地輸出が現地の市況回復により、順調に推移
・ユニフォーム事業は、備蓄アパレル向け生地販売が取引先の在庫調整の影響で、また、ニット製品販売は取引先の販売不振により苦戦した。一方、利益面では価格改定効果により利益率は改善しているものの、出荷数量の減少により利益額は減少
・2月以降は新型コロナウイルス感染症の拡大により、海外生産品の納期遅延、消費
マインドの低下等、各事業分野において売上高、利益とも影響を受ける
▽産業材セグメント(売上は前期比3.0%減の122.9億円、営業利益は21.3%減の8.9億円)
・産業資材部門では、製紙用ドライヤーカンバス事業は、国内の紙生産量の減少によ
り、カンバスの更新需要も低調に推移し減収
・フィルター事業は、低調な海外需要を浄水場用途などの国内公共需要がカバーし微
増収も運送費等の経費増と製造原価の高止まりにより微減益
・機能材料部門では、化成品事業は化学品分野の中国向け輸出が年度後半から回復
し、前期並み。食品分野の増粘多糖類等が堅調に推移した結果、全体で増収
・複合材料事業は、電力分野では前期並みも航空機分野の受託量が減少し減収
▽不動産・サービスセグメント(売上は前期比0.1%減の60.4億円、営業利益は2.1%減の19.0億円)
・不動産賃貸事業は、大型ショッピングセンター等の運営が、順調に推移
・サービス事業の物流分野は、新規取引先の獲得により順調に推移
・リネンサプライ事業は1月以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、取引先
ホテルの稼働が急激に低下し苦戦
▽2021年3月期業績予想
・新型コロナウイルス感染症による社会経済活動の停滞により、業績に与える不確定
要素が大きく、影響額を合理的に算出することが困難であるため、現時点では未定
・今後の動向を見極めながら、適正かつ合理的な算定が可能になった段階で、速やか
に公表予定
◎中期経営計画の進捗の状況
(1)定量的な数値目標に対する評価 → 目標に対して大きく未達
(2)定性的な方針目標に対する評価 → 目標の方向に大きく前進
▽積極的な成長投資
<産業材セグメント>
①八日市 中央研究所の新研究開発棟
②カンバス鈴鹿工場の新工場
<不動産・サービスセグメント>
・イオンモール高知の増床リニューアル
<繊維セグメント>
・ベトナムのホーチミン事務所の開設
▽対処すべき課題
【繊維セグメント】
・海外ネットワーク(インドネシア、タイ、ベトナム、中国等)と素材力(各種機能加
工商材)を駆使し、適地生産・適地販売で繊維セグメントの回復を図る
【産業材セグメント】
・研究開発では、航空機の省エネに繋がる次世代材料(CMC:セラミック基複合材
料)の開発と実用化に向けて取り組む
・需要増が期待できる段ボール製造関連用途へのコルゲーターベルトや搬送ベルトの
拡販に注力
【不動産・サービスセグメント】
・リネンサプライ事業で中期的には業容の拡大を図っていく計画
【新型コロナウイルス感染症拡大の影響について】
・企業活動も、大きな影響を受けることは避けられないが、「新しい日常」のもとで新しい価値を提供していくという発展の機会ととらえ、果敢にこの危機に立ち向かっていきたい
(1)定量的な数値目標に対する評価 → 目標に対して大きく未達
(2)定性的な方針目標に対する評価 → 目標の方向に大きく前進
▽積極的な成長投資
<産業材セグメント>
①八日市 中央研究所の新研究開発棟
②カンバス鈴鹿工場の新工場
<不動産・サービスセグメント>
・イオンモール高知の増床リニューアル
<繊維セグメント>
・ベトナムのホーチミン事務所の開設
▽対処すべき課題
【繊維セグメント】
・海外ネットワーク(インドネシア、タイ、ベトナム、中国等)と素材力(各種機能加
工商材)を駆使し、適地生産・適地販売で繊維セグメントの回復を図る
【産業材セグメント】
・研究開発では、航空機の省エネに繋がる次世代材料(CMC:セラミック基複合材
料)の開発と実用化に向けて取り組む
・需要増が期待できる段ボール製造関連用途へのコルゲーターベルトや搬送ベルトの
拡販に注力
【不動産・サービスセグメント】
・リネンサプライ事業で中期的には業容の拡大を図っていく計画
【新型コロナウイルス感染症拡大の影響について】
・企業活動も、大きな影響を受けることは避けられないが、「新しい日常」のもとで新しい価値を提供していくという発展の機会ととらえ、果敢にこの危機に立ち向かっていきたい
株式会社i‐Cue(アイキュー)
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免責事項
当社の将来についての計画、戦略及び業績に関する予想と見通しの記述が含まれています。これらの情報は現在入手可能な情報による判断及び仮定に基づき算出しており、今後の事業内容等の変化により実際の業績等が予想と大きく異なる可能性がございます。
運営会社:株式会社i‐Cue(アイキュー)
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