プレステージ・インターナショナル(4290)の通期決算は、旺盛な需要を取り込み主要事業が堅調に推移し、増収増益に

2019/06/27



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説明会開催日:2019年6月6日
代表取締役社長執行役員 玉上 進一氏
上席執行役員 中山 克哉氏

◎決算概要
・売上は前期比12.3%増の371.9億円、営業利益は10.8%増の46.8億円
・売上は旺盛な需要を取り込み主要事業が堅調に推移
・営業利益は課題のあるプログラムは発生したが、ロードアシスト、プロパティアシストの収益獲得によりカバー
・経常利益は主に持分法による投資利益(138)、有価証券利息(88)を営業外収益として計上
・当期純利益は特別損失として和解金(120)の計上はあったものの絶対額として増益は獲得

 

◎事業別売上高・営業利益の状況
▽ロードアシスト
・既存事業の拡充により2ケタ成長を達成(対前期比+17.4%)
・既存事業の拡充と現場対応G会社の安定稼動により増益(対前期比+22.6%)
▽プロパティアシスト
・ホームアシストの堅調に加え、パークアシストも成長を維持し2ケタ増収(同+13.0%)
・既存事業の拡充と現場対応G会社の安定稼動により増益(同+66.5%)
▽インシュアランスBPO
・新規海外駐在向けサービス(ヘルスケア・プログラム)の期首獲得クライアントが通年寄与し2ケタ増収(同+12.2%)
・海外日本語サービスの内製化に伴う案件減少の影響はあったがヘルスケア・プログラムの成長により吸収し増益(同+12.9%)
▽ワランティ
・総合保証(イントラスト)が堅調に推移し増収(同+9.7%)
・総合保証(イントラスト)は堅調に推移も製品保証関連の体制見直しによりコストが先行し減益(同-7.6%)
▽カスタマーサポート
・既存クライアントが安定稼動し増収(同+6.4%)
・海外カードビジネスで契約更新による増益効果はあったものの、課題のあるプログラムが発生しカバーしきれず減益(同-11.0%)
▽ITソリューション、派遣・その他
・ITソリューションはリソースを内部開発に集中したことにより減収、派遣・その他は託児事業を追加したことにより増収(同-3.1%)
・ITソリューションは効率化等に向けた活動維持により増益、派遣・その他はスポーツ事業の収益向上に至らず減益(同-87.5%)

 

◎業績予想
・需要状況は旺盛維持を見込み、富山、青森、鶴岡、横手での受注能力を活用し安定的・継続的な成長を目指す
・売上は前期比10.2%増の410億円、営業利益は13.1%増の53億円を予想
・売上は大型新規案件の通年寄与、主要事業での安定的な成長を予定
・営業利益は前期課題であったプログラムの問題解消、フランチャイズビジネスの拡充等により、先行コストを吸収し、収益性の向上を図る

 

◎中期事業計画の進捗
・売上高:2021/3期45,000百万円⇒今期41,000百万円予想:旺盛な需要を背景に順調に推移
・営業利益:2021/3期14%⇒今期12.9%予想:事業成長と先行投資負担のバランスを保つ。効率化投資による効果獲得が達成に必須
・ROE・ROA:15%・10%⇒前期実績12.7%・8.7%:更なる資産効率を高める施策を講じる
・総配当還元:15%・10%⇒前期実績12.7%・8.7%:更なる資産効率を高める施策を講じる

 

◎ESGへの取り組み
・新BPO拠点「秋田BPO横手キャンパス」
「地元で働く」をテーマに女性や若・青年層の雇用を創出し、女性の社会進出をサポートすることで、地域のみなさまに愛される企業を目指す!
・女性活躍推進プロジェクト①
女性活躍推進の取り組みについてPRを行い、当社の認知度向上に力を入れ、人財の確保に繋げていく
・女性活躍推進プロジェクト②
~女性活躍推進3年計画~女性が活躍できる環境を作り、女性管理者比率を30%⇒50%を目指す

 

◎配当の予定
・2019年3月期より開始された中期事業計画において掲げた「2021/3期総配当還元性向30%達成」に向けて、上記配当方針を踏まえた配当政策を実施していきます
・2019年3月期(実績)1株当たり配当金:中間6.00円・期末7.00円・合計13.00円、配当性向26.0%、ROE12.7%
・2020年3月期(予想)1株当たり配当金:中間7.00円・期末7.00円・合計14.00円、配当性向24.9%

 

◎新セグメントについて
・リテンション・メーカー戦略進捗を明確に示すため、サービス別からマーケット別にセグメント変更を検討
・オートモーティブ:大型新規と既存クライアントの成長で増収、FC戦略等を実行し利益率も向上を見込む
・プロパティ:ホームアシストの集中戦略も増収は確保、先行投資により利益率はダウンを見込む
・海外:カード事業は成長も、海外旅行保険案件減少を見込む
・カスタマー:課題プロジェクトの解消により増収増益見込み。組織の再構築コスト見込む
・スペシャル:総合・家賃保証の堅調で増収増益を見込むが、ケア、ITの影響により利益率は微減
・アドバリュー:赤字状態は継続も、課題プロジェクトの解消により赤字額は縮小を見込む

 


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