アライドアーキテ<6081> 15年12月期も成長に向けた先行投資負担が重く、二期連続減益へ

2015/03/13

Facebook やTwitter などのSNS を広告媒体に顧客企業のマーケティングを支援
15 年12 月期も成長に向けた先行投資負担が重く、二期連続減益へ

業種:サービス業
アナリスト:馬目 俊一郎

◆ SNS ユーザーをターゲットに顧客企業のマーケティングを支援
・アライドアーキテクツ(以下、同社)は、自社サイトやFacebook などのSNS を媒体に、顧客企業のマーケティング活動をサポートしている。
・プラットフォーム「モニプラ」を介して顧客企業とSNS ユーザーに交流の 場を提供し、商品情報等の「広告」やリピート需要を喚起させる「CRM」、 需要調査等の「リサーチ」などの手法を駆使して顧客企業のマーケティン グを支援している。

◆ 14 年12 月期は投資先行で32.1%営業減益
・14/12 期はモニプラFacebook サービス等の拡大で売上高が前期単体比 27.1%増の2,163 百万円となったが、営業利益は新規事業立ち上げに伴 う人員拡充などの先行投資負担で同32.1%減の220 百万円であった。

◆ 会社予想は15 年12 月期も投資先行で54.1%営業減益の見通し
・同社の15/12 期計画の売上高は前期比34.2%増の2,903 百万円を見込 むものの、営業利益は投資先行で同54.1%減の101 百万円としている。 新規事業の寄与で増収を見込むものの、人員拡充などの先行投資が 14/12 期と同様に利益を圧迫する見通しである。

◆ 証券リサーチセンターは業績予想を減額修正
・証券リサーチセンターは、想定外だった米Facebook 社の利用規約変更 と、新規事業立ち上げに向けた先行投資計画を踏まえ業績予想を見直 し、15/12 期は売上高3,400 百万円→2,900 百万円(前期比34.1%増)、 営業利益650 百万円→150 百万円(同31.8%減)に修正する。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。