エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート (3850 東証マザーズ)

2015/01/22

情報系業務アプリケーションソフトや基盤となるミドルウェアを開発及び販売
証券リサーチセンターは業績予想を減額修正

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾 十作

◆ 主力事業はワークフロー等のパッケージソフトの開発及び販売
・エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート(以下、同社)は、エヌ・ティ・ティ・デ ータの子会社である(所有割合46.8%)。
・ブラウザ上で作動するパッケージソフト「intra-mart」をはじめとする各種ア プリケーションを創業来、開発及び販売している。14 年3 月末の導入企 業数は3,300 社を超えている。

◆ 15 年3 月期上期は営業損失を計上
・15/3 期第2 四半期累計(以下、上期)決算は、前年同期比8.9%減収、 133 百万円の営業損失となった(前年同期は338 千円の黒字)。
・パッケージ事業は微増収であったが、大型SI 案件の失注等でサービス 事業が前年同期比19%減収となり、採算面は両事業とも悪化した。

◆ 証券リサーチセンターは15 年3 月期業績予想を減額修正
・15/3 期について同社は、期初予想を据え置き、前期比16.2%増収、 122.5%営業増益を予想している。パッケージ事業の採算改善、サービス 事業における国内の子会社の採算向上を見込んでいるためである。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は15/3 期の業績予想を下方 修正し、2.3%増収、35.6%営業減益を予想する。従来予想よりサービス 事業の売上高を下方修正し、採算性も低く見積もったためである。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は、業績等に応じた柔軟な配当政策を基本方針としており、15/3 期 の1 株当たり配当金は年6.5 円を計画している。当センターは、業績予 想の下方修正に伴い、15/3 期の1 株当たり配当金を年2.5 円と予想し、 16/3 期以降については、増益基調に転じると予想されることから増配を 予想する。

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。