今週の注目レポート (5月27日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●サンデンホールディングス(6444)【 2→ 2+】
「16/3期を底に業績回復が見込まれる」
16/3期は大幅営業減益。自動車機器事業は原価低減進捗により増益も、前年のコンビニエンスストア(CVS)向け特需剥落や自販機悪化による流通システム事業での大幅減益が響く。17/3期は円高が厳しいが数量堅調から大幅増益を計画。
予想ROE:9.3% PBR:0.7倍、来期予想PER:5.9倍、来期予想EPS成長率:21%
Fモデルによる理論株価:572円(5月23日by高田悟)

●トランザクション(7818)【 1→ 2+】
「16/8期通期見通しの上方修正を発表」
5月26日に、16/8期の会社計画を次のように上方修正した。売上高10,801→11,400百万円、営業利益606→850百万円、経常利益600→843百万円、当期利益400→571百万円。今回の業績上方修正によって、足もとの好業績は織り込まれつつあると考えられることから、投資評価は1→2+と一段引き下げる。
予想ROE:16.8% PBR:3.5倍、来期予想PER:16.2倍、来期予想EPS成長率17%
Fモデルによる理論株価:709円(5月27日by藤根靖晃)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。