Y’sテーブルC<2798> カジュアルレストランの新規出店再開で拡大路線へ転換

2015/05/15

高級レストランとカジュアルレストランを直営と FC で運営
カジュアルレストランの新規出店再開で拡大路線へ転換

業種:小売業
アナリスト:馬目  俊一郎

◆ 国内を中心に高級レストランとカジュアルレストランを運営
・ワイズテーブルコーポレーション(以下、同社)は、国内で高級レストランとカジュアルレストランを自社及び FC 方式で運営するほか、中国や台湾、韓国でもレストランを直営と合弁、FC 方式で展開している。
・14/2 期以降は事業再構築が一巡したため直営店の出店を再開し、売上高成長に向けた戦略を進めている。

◆ 15 年 2 月期は高級店の苦戦と出店費用増で 46%営業減益
・15/2 期決算は売上高が前期比 4.9%増の 14,306 百万円、営業利益は同46.3%減の 164 百万円であった。売上面ではカジュアルレストラングループの新規出店が寄与する一方、利益面では高級レストラン形態の XEXグループの苦戦と出店費用などが利益を圧迫した。

◆ 16 年 2 月期の会社計画は 66%営業増益の見通し
・16/2 期の会社計画は売上高が前期比 2.2%増の 14,615 百万円、営業利益は同 65.7%増の 271 百万円を見込んでいる。新規出店はカジュアルレストランを軸に直営店と FC 店を合わせて 10 店舗程度を計画しており、出店エリアを都市部から地方にまで広げる方針である。

◆ 証券リサーチセンターは 16 年 2 月期予想を減額修正
・証券リサーチセンターは、XEX グループの苦戦やブライダル事業の外部委託、想定以上の出店ペースと費用増、想定外の改修費用発生等から従来予想を見直し、16/2 期は売上高 15,010 百万円→14,660 百万円(前期比 2.5%増)、営業利益 380 百万円→240 百万円(同 46.3%増)に減額修正した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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