シキボウ(3109)の通期決算は1年を通じて新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け減収減益、一方で、緊急経営計画により、経済的損失を最小限にとどめた

2021/06/15



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説明会開催日:2021年6月8日
代表取締役 社長執行役員 清原 幹夫氏

 

◎決算概要
・売上高は前期比11.9%減の335.1億円、営業利益は38.9%減の11.9億円
▽繊維セグメント(売上高は前期比11.8%減の179.2億円、営業損失は1.9億円)
・原糸販売事業は、国内市場では中高級衣料品の需要低迷の継続・産地受注減
操業調整により原価低減するも、原綿価格上昇で苦戦
・輸出衣料事業は、中東民族衣装用生地では市況回復基調となったものの、先行き不透明な状況
・ユニフォーム事業は、備蓄アパレル向けの生地販売では、在庫過多の影響や企業制服更新の延期等で苦戦
・生活資材事業は、リネン資材分野ではホテル等の休業により苦戦
リビング分野では巣ごもり需要により販売増加
・抗ウイルス加工「フルテクト®」の素材は、幅広い用途向けで販売拡大、利益回復に貢献
▽産業材セグメント(売上高は前期比12.1%減の108.0億円、営業利益は72.2%減の2.4億円)
<産業資材部門>
・ドライヤーカンバス事業は、紙生産量の減少により、カンバス需要も低調に推移
・フィルタークロス事業は、官公需は堅調に推移するも、新型コロナウイルスによる民間需要の低迷により減収
<機能材料部門>
・化成品事業は、食品分野の増粘多糖類等が堅調に推移
・複合材料事業は、電力分野向けは堅調に推移
航空機用途の需要が大幅に減少
▽不動産・サービスセグメント(売上高は前期比10.2%減の54.3億円、営業利益は10.6%減の17.0億円)
・不動産賃貸事業は堅調に推移
・リネンサプライ事業は、一時はGo To トラベルにより回復の兆しがあったものの、年度を通して苦戦
▽2022年3月期業績予想
・売上高は354億円、営業利益は16億円を予想
・1株当たり配当金は前年同額の40円を予想

 

◎中期経営計画の総括
・定性的な方針目標に対する評価 → 目標どおりほぼ完了
八日市中央研究所の新研究開発棟(産業材セグメント)
カンバス鈴鹿工場の新工場(産業材セグメント)
イオンモール高知の増床リニューアル(不動産・サービスセグメント)
ベトナムのホーチミン事務所の開設(繊維セグメント)
・定量的な数値目標に対する評価 → 目標に対して大きく未達

 

緊急経営計画から、次の中期経営計画へ

 


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