『プレミアムフライデー』ってどうなったの?

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『プレミアムフライデー』とは、月末の金曜日は午後3時に退社して、様々な消費活動を行い、日常よりも少し豊かな時間を過ごそうという、政府と経済界による取り組みのことです。次回は明日7月28日で、今年2月に導入されてから、ちょうど半年が経ちます。街中でも『プレミアムフライデー』のロゴを目にする機会も増え、集客側では一定の取り組みが見られるものの、その効果はみられているのでしょうか?

【ポイント1】早期退社に取り組む会社は着実に増加

実施企業数は日本全体で見れば、まだまだ少数

 

■『プレミアムフライデー』推進協議会は、『プレミアムフライデー』に関する意識調査を発表しています。これによると『プレミアムフライデー』の認知率は約9割と高く、約半数が『プレミアムフライデー』に賛成と回答しました(全国の20~50代有職者、有効回答数2,015)。ただし、『プレミアムフライデー』の早期退社に取り組む企業については、着実に増加していると示されているものの、企業数は410社(5月8日時点)と日本全体で見れば少数です。

 

 

【ポイント2】ロゴマークの使用申請企業・団体は7,600社超え

百貨店では夏のセール前倒しで集客に効果

 

■経済産業省が作成した『プレミアムフライデー』のロゴマークは、導入直後の3月初旬で約5,000社の企業・団体が使用申請していました。これが7月26日時点では約7,600社とおよそ1.5倍にはなりましたが、申請の伸びは落ち着いてきている模様です。

■一方、6月の『プレミアムフライデー』では、普段は7月から始まる夏のセールを前倒ししてセール初日とするケースも見られました。百貨店などでは、限定商品の購入やイベント参加者の増加といった効果があったようです。『プレミアムフライデー』実施のタイミングや時期などによって効果に差が出そうです。

 

 

 

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【今後の展開】働き方改革としても注目、内容変更等の更なる検討も必要か

 

■前述の調査結果では、半数以上の人が早く退社できるかに関わらず、『プレミアムフライデー』にはちょっと豊かな時間を過ごしたい、と期待を寄せています。長時間労働の是正など、働き方改革は安倍政権の目玉の一つであることからも、『プレミアムフライデー』はその狙いを生かすために、“月末金曜日”に限らず、より利用しやすい日程への変更なども含めて、更なる検討をする必要があるのかもしれません。

 

(2017年 7月 27日)

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