日本株市場は不安定な動きが続く

日本株市場は不安定な動きが続く

【ポイント1】3日続落

買戻しの動きは続かず

■2日の日経平均株価は、前日比▲70.29円安の18,095.40円でした。前日の大幅な下落に続き、海外市場も軟調に推移したことから、取引開始直後は18,000円を下回る場面もありました。その後買戻しの動きから前日比上昇に転じたもの、再び下落しました。
■米ドル円レートは、前日の大幅な円高の動きが一服し、2日午後は120円前後での推移となっています。

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【ポイント2】 反発後も不安定さが続く

中国景気が引き続き不安材料

■日経平均株価は、先週金曜日までの3日間で1,330円上昇した後、9月2日までの3日間で1,041円下落しました。中国景気の先行き不透明感が日本企業の業績への不安を強めていることが主な要因となっています。このところの市場の混乱で、米国の利上げは先送りとなる観測が強まったものの、その開始時期への思惑も引き続きリスク回避の材料となっています。

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【今後の展開】 不安定な展開が当面続く見込み、企業収益拡大が下値を支える

■中国の景気は、景気対策の余地から大きな下振れは回避されそうです。ただし、住宅市場や公共投資の改善などで、それが確認されるには、まだ時間がかかりそうです。
■米国の利上げは、雇用の改善が進み年内の開始が見込まれますが、市場の混乱を避けながら実施できるかに注目が集まります。
■中国の景気への不安が和らぐにつれて、株価は、企業収益の拡大に沿った展開に戻ることが期待されます。

 (2015年9月2日) 

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