コラボス<3908> 17 年3 月期も安定成長が持続する見込み

2016/08/19

コールセンター向けクラウドソリューションのフロントランナー
17 年3 月期も安定成長が持続する見込み

業種:情報・通信業
アナリスト:藤野敬太

◆会社概要
・コラボス(以下、同社)は、コールセンターを自社運営する企業に対し、音声ソリューションやCRMアプリケーションをクラウドサービスとして提供する。当該分野への参入は早く、先行者メリットを享受してトップシェアを持つフロントランナーである。

◆16年3月期決算
・16/3期決算は、売上高1,661百万円(前期比12.1%増)、営業利益251百万円(同22.0%増)で、期初会社計画に対する達成率は、売上高が101.9%、営業利益が114.1%となった。全サービスにおいて利用席数・ID数が増加したことで増収となり、また、売上総利益率が改善したことで過去最高益となった。

◆17年3月期業績予想
・17/3期業績について、同社は売上高1,830百万円(前期比10.1%増)、営業利益280百万円(同11.5%増)と予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、17/3期の業績予想を、売上高1,843百万円(前回1,859百万円)、営業利益283百万円(同305百万円)へ修正した。人件費等の想定を増額させたことが修正の要因だが、主力の@nyplaceの増収と売上総利益率の改善が業績を牽引するという見方は変えていない。

◆今後の注目点
・当センターでは、18/3期以降、年11~12%の増収と売上総利益率の改善が続き、19/3期に営業利益率が17%台まで上昇するものと予想した。
・特に主力の@nyplaceで直近の現象として見られている、1席あたり売上高低下の傾向が続くかどうか、また、現在赤字のCOLLABOSPHONEの黒字転換のタイミングがいつかの2点に注目している。

 

  >>続きはこちら(1.93MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。