日本リビング(7320) 23年6月期は過去最高の売上高及び利益を予想

2023/03/10

住宅設備の保守・保証をはじめとするアフターサービスのトータルソリューション企業
23年6月期は過去最高の売上高及び利益を予想

業種: その他金融業
アナリスト:藤野敬太

◆ 会社概要
・日本リビング保証(以下、同社)は、住宅設備の延長保証会社として創業し、住宅の保守・保証をはじめとするアフターサービスのトータルソリューション企業として事業を展開している。

◆ 23年6月期第2四半期累計期間決算
・23/6期第2四半期累計期間決算は、売上高1,744百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益330百万円(同29.4%減)となった。売上高、利益とも会社計画を上回った。営業減益になったのは、前年同期に大型の受注があった反動でExtendTech事業が減益になったためである。

◆ 23年6月期業績予想
・23/6期業績について、同社は、売上高3,953百万円(前期比19.6%増)、営業利益860百万円(同32.2%増)を計画している。第2四半期決算公表時点では、期初計画は据え置かれている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、23/6期の業績を、売上高3,969百万円(前期比20.1%増)、営業利益880百万円(同35.3%増)と会社計画をやや上回る水準を予想した。長期保証契約の堅調な増加が見込まれるHomeworthTech事業、太陽光発電に関する蓄電池関連が好調なExtendTech事業がともに増収となると想定した。

◆ 今後の注目点
・当センターでは、24/6期は前期比23.3%増収、25/6期は同21.7%増収となり、売上高営業利益率は25/6期に24.4%まで上昇すると予想した。
・直近の業績では、フロー型収益モデルのExtendTech事業の拡大が目立つ。住宅事業者以外への展開という観点では、アフターサービスプラットフォーマーとして成長していく方針に沿った展開ではあるが、短期的な業績の変動が大きくなる可能性には引き続き留意しておきたい。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。