NATTY SWANKY<7674> 今後も継続的な新規出店を行い、事業規模の拡大を目指す

2021/03/16

餃子が主力商品の居酒屋「肉汁餃子のダンダダン」を首都圏中心に展開
今後も継続的な新規出店を行い、事業規模の拡大を目指す

業種: 小売業
アナリスト: 佐々木加奈

  1. 会社概要
    ・NATTY SWANKY(ナッティースワンキー、以下、同社)は、「肉汁餃 子の ダンダダン」を首都圏中心に展開している。「肉汁餃子のダンダダ ン」は、性別や世代に関係なく、餃子とビールを気軽に楽しむことができ る客単価 2,100 円程度の居酒屋である。20 年 12 月末時点の店舗数は 直営 74 店、FC23 店の合計 97 店となっている。
    ・同社は飲食事業の単一セグメントである。売上高は、直営店売上、製品 卸売上、FC 売上、その他に分類されており、21/6 期第 2 四半期累計期 間では直営店売上が全体の 93.6%を占めている。
  2. 財務面の分析
    ・21/6 期の会社計画は、売上高が前期比 10.4%増の 4,700 百万円、営 業利益が同 4.6%増の 10 百万円である。新規出店により増収を見込む 一方、人件費やデリバリー関連経費などの増加が利益の伸びを抑える 計画となっている。
    ・他社との財務指標比較では、売上高の成長率が他社を上回る水準に
    ある。
  3. 非財務面の分析
    ・店舗運営や独自商品の製造に関するノウハウや、店舗運営を支える 人的資本などが同社の知的資本となっている。
  4. 経営戦略の分析
    ・22/6 期以降は、外部環境を考慮しながら立地を厳選した新規出店を継 続し、事業規模拡大を目指す考えである。
    ・対処すべき課題として、新規出店計画に沿った人材確保を継続的に 行うと同時に、教育体制の強化を図ることなどが挙げられる。
  5. アナリストの評価
    ・証券リサーチセンターでは、21/6 期までは新型コロナウイルス感染 症の悪影響が大きいものの、デリバリーの定着や物件獲得環境の緩 和といった効果が 22/6 期以降の業績拡大につながると考えている。
    ・21/6 期業績については会社計画を上回る利益水準を、22/6 期以降は 継続的な新規出店による業績拡大を予想する。

>>続きはこちら(2.00 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。