日宣<6543> 主要顧客との取引拡大により、21 年 2 月期以降は増収増益を予想する

2020/06/09

特定の業界に対してセールスプロモーションを中心に提供する広告会社
主要顧客との取引拡大により、21 年 2 月期以降は増収増益を予想する

業種: サービス業
アナリスト:大間知淳

◆ セールスプロモーションを中心に提供する広告会社
・日宣(以下、同社)は、主として、放送・通信、住まい・暮らし、医療・健康 に関する業界に対し、各種のセールスプロモーション等の多様なソリュー ションサービスをワンストップで提供する広告会社である。
・96年からケーブルテレビの加入者向け番組情報誌「チャンネルガイド」を 発行するほか、大手住宅メーカーのセールスプロモーションを 40 年以上 にわたって担当する等、特定の業界や顧客ニーズに対応したユニークな サービスを提供することで、多くの顧客と長期的な取引を続けている。

◆ 20 年 2 月期決算は 1%増収、4%営業減益
・20/2 期決算は、1.2%増収、4.2%営業減益であった。放送・通信、住ま い・暮らし、その他業界向けの売上高が計画未達となったことから会社予 想を下回る着地となった。

◆ 21 年 2 月期の会社計画は 7%増収、14%営業増益
・21/2 期について同社は、住まい・暮らし業界向けの回復や、その他業界 向けの成長を見込み、7.4%増収、13.8%営業増益と予想している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、20/2期実績と新型コロナウ イルス問題を踏まえて21/2期の業績予想を見直し、売上高を5,546百万 円→5,206百万円(前期比2.4%増)、営業利益を341百万円→302百万 円(同 3.7%増)に減額したが、コストの抑制で増益を見込んでいる。

◆ 主要顧客との取引拡大により、中期的に増収増益を予想する
・中期的にも主要顧客との取引拡大やコストの抑制により、増収増益を予 想した。
・21/2 期は 3.1%増収、5.0%営業増益、22/2 期は 3.2%増収、6.3%営業増 益と予想した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。