M マート<4380> 業界No.1サイトである「Mマート」を運営し、営業利益率は20%超を確保

2019/11/12

食材を中心としたB2B型のインターネットマーケットプレイス事業を展開
業界No.1サイトである「Mマート」を運営し、営業利益率は20%超を確保

業種: 情報・通信業
アナリスト: 前田 吉弘

◆ 業務用食材の業者間ECサイト「Mマート」等を運営
・Mマート(以下、同社)は、飲食業界、宿泊業界、中食業界などを買い手とし、メーカー、問屋、輸入商社、生産者などを売り手とする業者間取引に特化したオープン型のインターネットマーケットプレイス事業を展開している。
・業務用食材卸サイトの「Mマート」を主力に、厨房機器・食器等の総合業務用卸サイトの「Bnet」、食材処分品サイトの「卸・即売市場」、厨房機器・食器等の処分品サイトの「ソクハン」等も運営している。

◆ 20年1月期第2四半期累計期間は増収・営業減益決算
・20/1期第2四半期累計期間(以下、上期)の決算は、5.1%増収ながら4.6%営業減益であった。減益となった理由は、増収率が鈍化する一方で、人件費を主とする営業費用の増加が続いたためである。

◆ 20年1月期会社計画は14.0%増収、44.7%営業増益で据え置き
・20/1期について同社は、「Mマート」の成長持続と「Bnet」等の回復を織り込み、14.0%増収、44.7%営業増益を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、20/1期上期実績等を踏まえて20/1期の業績予想を見直し、売上高を682百万円(前期比4.1%増)、営業利益を156百万円(同6.9%増)に下方修正した。

◆ 主力サイトである「Mマート」の出店獲得動向に注目したい
・これまで同社の成長を牽引してきた「Mマート」の出店数(売り手)が伸び悩んでいる。同社の収入はほぼ全て売り手から得ているだけに、今後の動きが注目される。
・今回の業績予想では、前提となる「Mマート」の出店数を引き下げたが、買い手会員数は順調に伸びていること、架電営業要員の育成が進みつつあることから、下期以降の出店増ペース回復を見込んでいる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。