今週の注目レポート (2月24日)

2012/02/24

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。

JVCケンウッド(6632)
前期から構造改革の効果が出始め、タイ洪水の影響を吸収できる収益体質ができつつある。12/3期3Q(10-12月)は前年同期比13%減収、 54%営業減益。タイ洪水影響を除けばほぼ前年3Q並みの営業利益を確保しており、販売減による利益減少を固定費削減等でカバーできた。
通期計画達成には4Q(1-3月)で52億円の営業利益が必要となるが、 4Qは季節的に注力するCE(カーエレクトロニクス)とPS(業務用システム)の収益の集中する時期である他、共に回復途上にあることに加え、既に現れているH&ME(ホーム&モバイルエレクトロニクス)の構造改革効果が4Qも引続き期待できることなどから、達成は可能とTIWでは見ている。
ROE 11.41%、PBR 1.09倍、来期予想PER 7.1倍、来期予想EPS成長率12%。〔2月23日、担当:服部 隆生、Analyst Impression 2 → 2+ 〕

住友ゴム工業(5110)
11/12期の会社計画大幅上ぶれでの着地。期末配当予想の増額修正。
決算公表後株価は堅調だがなお上昇余地があろう。(1)過去最高益更新を見込む12/12期利益計画に過大感がない、(2)同一セクター内での相対的収益性の高さが評価できる、(3)成長市場での供給力強化に期待できる、(4)12/12期TIW予想PER8.8倍など株価指標面に割安感、などによる。11/12期の営業利益は539億円(前期比13%増)となり会社計画上ぶれを見込んだTIW予想460億円を大きく上回った。期末にかけての冬タイヤ好調、原材料市況好転、値上げ浸透などによる。12/12期は会社計画は営業利益前期比15%増、連続で過去最高益更新を予想。
国内市販用タイヤ鈍化の一方で海外市販増加を見込み、原材料調達と売価のスプレッド改善で円高影響と生産拡大に伴う費用増を吸収し増益を目指す。会社計画は妥当とTIWは考える。
ROE 13.54%、PBR 1.33倍、来期予想PER 7.5倍、来期予想EPS成長率17%。〔2月22日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2+ → 1 〕

新日鉄ソリューションズ(2327)
12/3期3Q累計(4-12月)の業績は前年同期比1.4%増収、1.7%営業増益。売上増を企図して獲得した低採算案件の影響などから増収幅に比べて営業増益幅が小幅にとどまっている。この影響などを加味し、12/3 期TIW業績予想を修正した。売上高はTIWの想定通りに進捗しており据え置いたが、各利益を引き下げた。ただし、13/3期は増収増益になると見込まれる。親会社の統合案件、銀行向け案件の拡大から受注高は増加し、データセンターの償却負担などの費用増加要因をこなし、業績は伸長するだろう。
ROE 6.68%、PBR 0.97倍、来期予想PER 10.3倍、来期予想EPS成長率36%。〔2月21日、担当:鈴木 崇生、Analyst Impression 2 → 1 〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
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