今週の注目レポート (2月17日)

2012/02/17

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。

アイシン精機(7259)
TIWは4Q(1-3月)及び通期の会社利益見通し過達を予想。期末費用の織り込みが保守的と推察される。営業利益については、会社計画を上回った2Q(7-9月)以来、タイ洪水、円高の不透明を理由に据え置かれたままである。会社計画では4Qに売上高6,360億円(前年同期比16%増)、営業利益451億円(同2.8倍)、営業利益率7.1%を想定。好調の要因は、トヨタ(7203)の挽回生産に伴う数量増と数量増に伴う生産効率の改善等。また、3Q(10-12月)からトヨタ向け比率は低下し、新たにフォルクスワーゲングループ(VW)向けが約2割の売上増となり売上比重が同7.1% →8.9%と変化し始めた。 13/3期は主要トヨタ、VWの販売堅調見込み、自然災害に伴い発生した不効率がなくなる、などから現段階では大幅増益をTIWは予想する。
ROE 6.53%、PBR 1.14倍、来期予想PER 10.2倍、来期予想EPS成長率60%。〔2月17日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2 → 2+ 〕

デンソー(6902)
TIWは足元のトヨタ自動車(7203、以下トヨタ)販売堅調などから12/3期は会社想定を上回る着地を予想。12/3期3Q累計(4-12月)の営業利益は、震災・タイ洪水の影響を強く受けたが前年同期比53%減益の821億円に止まった。会社側が12/3期売上予想下方修正の一方で営業利益見込みを据え置いたことはポジティブ。4Q(1-3月)の営業利益は自然災害の影響がほぼなくなり、528億円(前年同期の3.8倍)と急回復を会社は想定。13/3期はトヨタ生産挽回を享受し大幅増益が見込めよう。
加えて、中期的にも廉価車向けコストハーフの取り組みの成果とハイブリッド車(HV車)など次世代自動車向け高付加価値製品の増などにより収益は上向くと予想する。
ROE 4.35%、PBR 1.05倍、来期予想PER 11.8倍、来期予想EPS成長率89%。〔2月15日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

バンダイナムコホールディングス(7832)
12/3期3Q累計(4-12月)売上高は前年同期比12.3%増の3,233億円、営業利益は同85.3%増の307億円となった。12/3期会社予想は売上高で200億円、営業利益で65億円引き上げられたものの達成可能とTIW では考える。新中期計画が発表され、15/3期の計数目標は売上高4,800 億円、営業利益425億円。同社の持つ開発力・事業展開力から見て到達可能な数字だろう。北米のパワーレンジャーの放映は去年2月から再開され人気が回復して来ている。4月2日にコンテンツ開発に特化したバンダイナムコスタジオを設立予定。機種別の開発ではなく、家庭用・業務用・SNS・PC・映像・音楽などコンテンツを軸に開発し開発レベルのスキルアップ・効率化を推進する。株価は同社の成長力を十分には織り込んでいないと見ている。
ROE 8.21%、PBR 1.18倍、来期予想PER 11.9倍、来期予想EPS成長率10%。〔2月13日、担当:岡 敬、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
TIWマガジン「投資の眼」   株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。

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