今週の注目レポート (2月3日)

2012/02/03

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。

ダイハツ工業(7262)
通期会社計画は据え置かれたが、TIWは上回る着地を予想。13/3期は営業利益過去最高益更新となるだろう。前半は好調「ミライース」のフル寄与と補助金効果が業積を牽引しよう。後半はインドネシア新工場稼働などが業積を支えよう。
12/3期3Q累計(4-12月)業積は売上高1兆1,160億円(前年同期比4%減)、営業利益691億円(同3%減)となった。3Q(10-12月)は売上高404 億円(同15%増)、営業利益271億円(同49%増)で着地。円高や諸経費の増などを国内及びインドネシアでの販売台数増で吸収し3Qのみでは営業利益率6.7%を確保した。期初は大震災が影響したがタイ洪水影響を殆ど受けなかったこともあり業積は順調に回復傾向にある。
ROE 12.70%、PBR 1.58倍、来期予想PER 10.4倍、来期予想EPS成長率11%。〔2月3日、担当:高田 悟、Analyst Impression 1 → 1 〕

小糸製作所(7276)
4Qは生産が従来想定線へ回復し営業利益は同56%増の142億円を会社は計画。TIWは計画過達を予想。4Qの会社増益予想額は、従来の同社限界利益率から推計すると保守的な印象が強い。
会社側の通期計画下方修正に関しては、12/3期3Q(10-12月)の自然災害が主因で急激な生産変動による一過性の費用増を含んでいる、 4Q(1-3月)は洪水影響解消により会社は営業利益率11%台を見込む、日系の挽回生産と生産安定により13/3期は高収益が見込める、などから株価には上昇余地ありと考える。
航空機シート問題で足下はまだ訴訟が続くことがリスク要因。
ROE 9.46%、PBR 1.36倍、来期予想PER 8.7倍、来期予想EPS成長率53%。〔1月31日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

ソネットエンタテインメント(3789)
12/3期はエムスリーの収益増を軸に増収増益を目指しつつ、13/3期以降の収益牽引役となるブロードバンド会員を獲得し、メディア・エンタテインメント事業を軌道に乗せる時期である。ブロードバンド会員の順調な獲得、メディア・エンタテインメント事業のエムスリーを除く事業群も利益増加基調に入ったと認められる。増収増益で着地した 12/3期3Q累計(4-12月)の業績は好決算といえる。
事業価値が減じられるリスクは薄れたこともあり、株価は同社の事業価値を織り込み上昇して然るべきと考える。
ROE 6.30%、PBR 1.16倍、来期予想PER 13.1倍、来期予想EPS成長率27%。〔1月30日、担当:鈴木 崇生、Analyst Impression 1 → 1 〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
TIWマガジン「投資の眼」   株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。

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