今週の注目レポート (1月20日)

2012/01/20

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。

トランザクション(7818)
12/8期1Q(9-11月)決算は、売上高2,210百万円(前年同期比18.9%増)、営業利益150百万円(2.0倍)。売上高は会社予算計画に対して10%前後上回って着地した模様。在庫積み増しにより売り逃し(=機会損失)減少による。下期の業績を見通し難い面もあるが、前期下期との対比では、会社計画の売上高は7.3%増(通期計画は8.5%増)とやや保守的であり、
上期が会社計画を上回る可能性も考慮すれば通期会社計画は十分に達成できると考える。
下期は大型案件が控えており、香港コスメフェアへの出展効果による顧客開拓、情報通信(スマートフォン関連)や出版(雑誌付録)などで、会社計画は十分達成可能と考える。製品では、情報通信関連(スマートフォン周辺)、化粧品、ホットシリーズ、フリースなどの貢献度が高かった。実質無借金に近く、成長性もあり、評価の余地が高い。
ROE 19.22%、PBR 1.51倍、来期予想PER 5.6倍、来期予想EPS成長率20%。〔1月20日、担当:藤根 靖晃、Analyst Impression 1 → 1 〕

ブリヂストン(5108)
12月28日付けのTIW12/12期の利益予想を、営業利益で450億円上方修正(従来予想は2,550億円)する。過去最高益を優に更新するだろう。
要因は、前期の値上げ効果がフル寄与するため。原材料の天然ゴム価格は、景況感悪化から足下レベルに定着すると見られ、天然ゴム価格軟化で 1,000億円強の増益要因を見込む。天然ゴム価格がRSS3号で足下の 350セント/キログラムで推移すると1,000億円強の増益要因となる。
(キログラム当たり1セントの価格変動で年間10億円弱の営業利益影響と TIWは試算)
ROE 9.31%、PBR 1.19倍、来期予想PER 7.3倍、来期予想EPS成長率60%。〔1月18日、担当:高田 悟、Analyst Impression 1 → 1 〕

椿本チエイン(6371)
今般の中国での6カ所目の製造拠点設立は、成長市場の開拓加速が期待でき、評価できよう。自動車部品での製品競争力と主力チェーン事業での世界的な展開力向上により中期的な成長が見込めるとの見方に変化はない。9割出資した中国の製造子会社は資本金30億で、2月より工場建設に着手、10月量産開始、15年度に売上約45億円を見込む。(1)日系、中国現地企業を含めた市場開拓、(2)受注から販売までのリードタイム短縮、
(3)現地調達推進によるコスト競争力強化、などによりシェア拡大を目指す。 ROE 7.34%、PBR 0.93倍、来期予想PER 9.7倍、来期予想EPS成長率25%。
〔1月17日、担当:高田 悟、Analyst Impression 1 → 1 〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

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