今週の注目レポート (11月15日)

2013/11/15

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。

JCU(4975)
14/3期会社計画は再度上方修正の可能性があるとTIWでは考える。注目のビアフィリング用薬品に加え、自動車部品向け薬品販売が好調に推移。事業の安定度が増している。業績モメンタムは好調。 15/3期予想PER9倍台の株価は割安感強く、強気の見方を継続。
ROE16.99%、PBR1.74倍、来期予想PER9.0倍、来期予想EPS成長率13%
〔11月11日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 1→1〕

カルソニックカンセイ(7248)
(1)前期業績の足を引っ張った北米での新型車立上げ集中による生産混乱が収束し、14/3期上期は大幅増益で着地。(2)日本から北米への「ローグ」生産移管への対応、足下の新車立ち上げは順調。(3)会社は通期計画を上方修正。(4)ものづくり改善活動進捗により、取引先の台数増を取り込める体質へ変化。(5)ネット拡販金額(新規拡販-現行失注)の順調な積み上げ。北米収益改善などによるV字回復は織り込まれているとはいえ、予想ROE11%台に対し、より高いPBR が許容されると考える。
ROE11.56%、PBR0.95倍、来期予想PER6.6倍、来期予想EPS成長率21%
〔11月12日、担当:高田 悟、Analyst Impression  2+→1〕

イートアンド(2882)
1Qの不振を2Qに挽回して、2Q累計業績で会社計画利益を達成。株価は1Q決算の不調を織り込んだ8月から大きく上昇している。株価は上昇したものの、14/3期予想PER11倍台、15/3期予想PER10倍台などに割安感がある。 14/3期の会社計画上方修正の期待もあり、強気のスタンスを継続。
ROE14.95%、PBR1.81倍、来期予想PER10.5倍、来期予想EPS成長率7%
〔11月15日、担当:藤根 靖晃、Analyst Impression  1→1〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
TIWマガジン「投資の眼」   株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。

このページのトップへ