今週の注目レポート(8月26日)

2011/08/26

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

豊田通商(8015)
12/3期1Q決算は、前年同期比4%減収、営業利益は同46%減と大幅減益。トヨタ自動車(7203)の減産の影響の他、豪州石炭事業の利益減少、半導体市況悪化が響いた。しかしながら、想定よりも1Qの落ち込みが小さかったこと、トヨタのグローバル生産台数予想の上方修正を理由に12/3期のTIW予想を引き上げる(営業利益で860億円→925億円)。今期は同業他社に比べて自動車減産の影響が大きいことを勘案すれば割高感は薄れる。13/3期はトヨタが生産を大きく積み増すと見られ、自動車生産関連を牽引役とした業績拡大が鮮明になると予想。市場平均を上回る株価の展開を予想。
ROE 8.44%、PBR 0.69倍、来期予想PER 6.5倍、来期予想EPS成長率 20%。
〔8月22日、担当:高田悟、Analyst Impression 2 → 2+ 〕

スズキ(7269)
12/3期1Q決算は、前年同期比8%減収、営業利益は同20%減益。国内の営業利益は前年同期比31%減となるものの、インドを中心とするアジア地域では3%増と高水準の利益を確保したことに加えて、懸案の二輪事業が11四半期振りに黒字化した。1Qのインドの販売数量は前年同期比3%増。7月は単月で前年同月割れとなったが、新型「スイフト」への入替、既存工場の老朽化が影響した模様であり、今後新型車発売や工場増設によって供給力は増加すると見られる。会社計画は利益横這いであるが、これは必達目標に過ぎず、四輪車世界販売台数を前期比7%増と計画している点から会社予想業績は上回ると考える。
ROE 5.27%、PBR 0.85倍、来期予想PER 11.6倍、来期予想EPS成長率 36%。
〔8月23日、担当:高田悟、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

ミネベア(6479)
12/3期1Q決算は、前年同期比5%減収、営業利益は同62%減の大幅減益。ボールベアリングの製品ミックスが悪化、LEDバックライト事業でのコスト増、原材料高や新工場立ち上げ費用などで想定以上に利益が悪化。しかしながら、LEDバックライトの受注は好調であり、2Qの収益性は大きく改善すると考える。スマートフォンやタブレットPC市場の拡大を背景に同事業の中期的成長性に期待。株価下落で割安感は高まっており、上昇余地はあると見ている。
ROE 10.23%、PBR 1.11倍、来期予想PER 7.4倍、来期予想EPS成長率 25%。
〔8月23日、担当:服部隆生、Analyst Impression 2+ → 2+ 〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
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