今週の注目レポート (12月11日)

2020/12/14

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●ヨコオ(6800)【 1→1】
「2Qは車載通信機器回復と無線通信機器好調から2桁増益、通期計画を上方修正」
21/3期上期の営業利益は前年同期比18.1%減の20.4億円となった。1Qを中心に新型コロナ影響による自動車生産減少の影響を受け同9.4%減収となり2桁営業減益となった。ただし、2Qのみでは新型コロナ禍からの自動車生産回復に伴い主力の車載通信機器受注が上向いたことに加え、高採算の無線通信機器が堅調に推移したことなどから同3.9%増収、営業利益は同22.1%増の16.2億円となった。上期決算では2Qが2桁営業増益となり計画を上回って着地したこと、通期計画を上方修正し、年間配当予想を増額修正したことがポジティブ。21/3期の営業利益は横ばいに留まる見通しも22/3期は2桁営業増益を見込むことなどから投資評価は「1」を維持する。
予想ROE:11.3% PBR:1.9倍、来期予想PER:13.2倍、来期予想EPS成長率:26%
株価(12/11終値):2,585円 Fモデルによる理論株価:3,065円(12月7日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

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