稲葉製作所<3421>7月末株主優待確定日予定…先月に続き、今月も年初来高値を更新し、好調に推移中…権利確定で株価どうなる?

2022/07/28

 

7月末日の株主優待権利確定日を予定している稲葉製作所<3421>。昨年同時期の1,500円付近から緩やかに下落を続け、今年3月には1,200円台で年初来安値をつけました。

その後、5月中旬から上昇し、直近7/27には6月下旬に続き年初来高値1,397円を更新しています。25日移動平均線が右肩上がりに転じ、遅れて75日移動平均線も上向いてきました。

好調な様子を見せる同社ですが、同社は間もなく株主優待の権利確定日を迎えます。これから株価はどのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

稲葉製作所<3421>の株主優待権利確定後の株価動向は?


では、権利日前後(7月上旬~権利確定後)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:稲葉製作所<3421>の株主優待権利確定後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移では、上昇傾向が1回、下落傾向が21回見られます。この数字を見る限り、権利確定後の株価は、明確に下落傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて5回見られます。約10%も含めると8回見られます。中でも、7回が下落時ですので、注意が必要かもしれません。

5%以内の変動は、上下合わせて5回見られます。これを考慮すると、同社は、株主優待権利確定後に、売られやすい傾向があると考えられるでしょう。

また、それに伴い、比較的大きく下落傾向があると考えられるでしょう。

では、同社の株価は、同期間でどれくらいの範囲で株価が推移してきたのでしょうか?

 

稲葉製作所<3421>の権利確定後の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【予想変動幅(率)】-7.2%~10.5%

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約10.5%、下落幅は約7.2%と考えられます。よって、上値は「1,525円」、下値は「1,280円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、7/27につけた年初来高値1,404円を更新します。過去に1度しか上昇がないので、このまま上昇の勢いが続くか分かりませんが、株価が、ここから更に上昇するきっかけになる可能性はあるでしょう。

ただし、この時期の同社の株価は、下落傾向が強いので、もし上昇する場合は、これくらいまで上昇する可能性があると考えておくと良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、25日・75日移動平均線を割り込みます。これまでの傾向をふまえると、ここまで下落することも想定されます。

それをふまえると、株主優待の権利確定後に、、株価での利益を狙うか、株主優待を狙うかの、どちらの方針でいくかによって、売買の方針が全く変わるでしょう。

また、直近の株価の動向をふまえると、これまでの傾向から見て確率は低いものの、このまま上昇を続ける可能性もあります。

それを考慮すると、これまで傾向になかった小幅上昇を見せるか、反対に小幅下落になることも考えられるでしょう。

いずれにしても、直近にこれまでない動きをしているので、これまでとは違った動きを想定しながら、動向をみていくのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をふまえて、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/7/27時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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