ダイドーGH<2590>2月に年初来高値更新も3月に年初来安値を更新。再び上昇を開始するも5,000円前後で横ばい状態…決算発表で株価どうなる?
5/26に第1四半期決算発表を迎えたダイドーグループホールディングス<2590>。去年後半より下落トレンドに入りましたが、今年に入り上昇を開始し、2月に年初来高値更新しました。
しかし、その後再び下落基調になり3月に年初来安値を更新しました。そして、そこから再び上昇し、5月から5,000円前後を横ばいに推移しています。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ダイドーグループホールディングス<2590>の第1四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(5月下旬~6月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2002年から2021年の株価の推移では、上昇傾向が11回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向の可能性は、ほぼ均衡していると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は上昇時も下落時も見られません。大きくても、上昇時が約8%、下落時が約9%にとどまっています。
その他は、ほとんどが5%以内の小幅な変動にとどまっています。
これを考慮すると、同社の株価は、この時期に比較的変動しにくいと考えられるでしょう。ただし、何らかの材料があったときは10%付近まで変動することは念頭においておいたほうが良いでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ダイドーグループホールディングス<2590>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,200円
下値目安:4,810円
※5/16終値5,010円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約3.8%、下落幅は約3.9%と考えられます。よって、上値は「5,200円」、下値は「4,810円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、2/22につけた年初来高値5,250円の手前まで上昇します。そこで、ここから年初来高値更新のような上昇を期待したいところですが、5月から25日移動平均線が75日線を上抜けしています。
それを考慮すると、そのまま急上昇するのは難しいかもしれませんが、年初来高値更新に向け、引き続きなだらかに上昇する可能性があるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在の75日移動平均線を下抜けします。ただし、3月つけた年初来安値には届きません。
それをふまえると、例年の傾向通り、比較的小さな下落にとどまり、しばらくは5,000円の節目を手前にして横這いでの推移すると考えられるでしょう。
このように同社は、例年この時期に株価が変動しにくいこともあり、直近の高値圏を維持できそうな動きをしています。
ただし、それは急上昇などが起きるのではなく、あくまでも小幅な変動の中で上昇しながら高値圏を維持すると考えられるでしょう。
仮に、下落しても、ここも例年の傾向とおり、この下落で横ばいに推移することが予測されます。そういった意味では、一時的でははあるものの下落リスクが比較的小さい時期とも読み取れます。
しかしながら、小幅な変動は短期的に見て、株価の方向感がつかみにくい特長もあります。その影響で不意に損失を受けてしまう可能性もあります。
そういった意味でも、比較的安定しそうに見えても、楽観的に見ることなく、できるだけ厳密に株価の動きをみていくのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/5/24時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】