東京海上HD<8766>3月の年初来高値更新後、再び7,000円手前まで下落し、直近は方向感なく軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?

2022/05/19

 

5/20に本決算発表を迎える東京海上ホールディングス<8766>。去年から緩やかな上昇傾向を続け、一時下落したものの、3月下旬には、年初来高値を更新しました。

しかし、その後は再び下落し、4月からは7,000円を手前に横ばいに推移しています。また、移動平均線も方向感なく、直近はほぼ横ばいに推移しています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

東京海上ホールディングス<8766>の本決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(4月中旬~5月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:東京海上ホールディングス<8766>の本決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2002年から2021年の株価の推移では、上昇傾向が10回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向の可能性は、均衡していると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動が、上昇時が4回、下落時が3回あります。その他は、大きくても5%を少々上回る程度で、それほど大きな変動は見られません。

上昇傾向と下落傾向が均衡しているうえに、大きく動くときは動き、動かないときは動かないという、その年になってみないと分からないのが、同社の傾向と考えられるでしょう。

このように明確な傾向が見られないのは、売買の判断がとても難しい要因になるでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

東京海上ホールディングス<8766>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:7,338円
下値目安:6,454円

※5/10終値6,921円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.0%、下落幅は約6.7%と考えられます。よって、上値は「7,338円」、下値は「6,454円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、3/22に付けた年初来高値7,565円には及びません。しかし、直近に下向きから横ばいになっている25日移動平均線が、4月以来再び上向くことになるでしょう。

そうなると、直近の軟調に推移しているところから抜け、今後の株価上昇が期待できるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、4/8に付けた直近の安値6,500円を下抜けします。そうなると、上昇時とは全く展開が異なり、現状の軟調な推移が短期的下落トレンドに向かう可能性が高いでしょう。

もし、下落方向に動く場合は、3月の急騰以前の3/9につけた年初来安値6,111円が下値の抵抗線になるでしょう。

また、この場合は、株価が25日・75日の両移動平均線の下位に位置することになります。そうなると、これまで上下しながら上昇してきたものの、しばらく下降し、上昇まで時間を要するでしょう。

このように同社は、例年、そのときになってみないと、株価がどちらに動くか分からないという難しい傾向の中、今年も全く分からない状況に突入しています。

それに加えて、上値の目安に到達しても、下値の目安に到達しても、直近のトレンドが変わり、動いた方向に短期的トレンドが発生しそうな分岐点にいます。

これらを考慮すると、この時期に売買するのは、やはり判断が難しいと考えられるでしょう。このようなときは、ムリに売買することなく、様子見するのも選択肢の一つでしょう。

そして、方向感が出てから売買の判断をするのが、良いと考えられるでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/5/18時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。

 

実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック

 

【無料】今回のデータ分析がもっと詳しく分かるeBook(電子書籍)『日本株再入門』無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。</strong></a><br />
【無料】今回のデータ分析の詳細が分かる「日本株5つの法則」レポート無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。

この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

【高橋佑輔の関連記事】

株式会社シナジスタ
なぜ「高値掴みする投資家」と「底値付近で買える投資家」がいるか?それは「値動きの法則」の知識の差です。その法則を使い、過去12年で11年間利益を上げる現役トレーダー高橋佑輔が相場を分析。法則を学び、底値付近で買える投資家を目指しましょう。
株式会社シナジスタの提供する、コラム・教育サービスは、投資に関する考え方の一例をご紹介するというものですので、その正確性や完全性等について保証するものではありません。 実際の投資はお客様のご判断・ご責任で行って頂くものであり、当社は、お客様の投資におけるいかなる利益も保証するものではなく、また、お客様の投資によるいかなる損害に対しても補償を行うものでもありません。 本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

このページのトップへ