東京ガス<9531>長期的な下落トレンドも、今年に入り上昇を開始。25日移動平均線も上向き、直近も株価上昇中…決算発表で株価どうなる?

2022/02/01

 

1/28に第3四半期決算発表を迎えた東京ガス<9531>。これまで長期的な下落トレンドにありましたが、今年に入り短期的に上昇傾向の動きが見られます。

直近も、75日移動平均線は緩やかに下落するものの、25日移動平均線は右肩上がりに上昇し、株価もその上に位置し、上昇への期待が出てきているところでしょう。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

東京ガス<9531>の第3四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(1月中旬~2月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:東京ガス<9531>の第3四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向は、ほぼ均衡していると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上は上下合わせて2回のみにとどまっています。その他は、大きくても7~8%程度と、ほぼ5%以内の変動です。

これらを考慮すると、この時期の同社の株価は、特別な材料がない限り、小幅の変動にとどまると考えられるでしょう。

ただし、上昇するか下落するかは、毎年バラバラなので、その年になってみないと分からないというのは、少々売買が難しいかもしれません。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

東京ガス<9531>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:2,290円
下値目安:2,111円

※1/17終値2,202円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約3.9%、下落幅は約4.1%と考えられます。よって、上値は「2,290円」、下値は「2,111円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、昨年5月頃の株価水準まで回復します。しかし、直近の25日移動平均線から5%以上乖離することになります。

それを考慮すると、この付近まで上昇しても、短期的な上昇による過熱感から、一時的に反落する可能性があります。この部分には、注意が必要でしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線と75日移動平均線の中間付近の水準になります。そうなると、そのまま様子見の姿勢が強まる可能性があるでしょう。

また、もし、下に位置している75日移動平均線を下抜けするようなことがあると、短期的な下落傾向に入り、再び75日移動平均線を上抜けするには、時間を要するでしょう。

このように同社は、この時期に小幅に上昇するか下落するか、その年になってみないと分からない中、今年は上昇の可能性はあるものの上値は重たいと考えられるでしょう。

よって、仮に上値の目安の水準に株価が到達しても、一時的に反落することを考慮して、売買のタイミングを見極めると良いでしょう。

反対に、下落した場合は75日移動平均線を下抜けするかがポイントです。これまでの傾向を見る限り大きく下落する可能性は低いですが、もし下落方向に動く場合は、この点をポイントに動向を見ると良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/1/31時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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