日本株…週明け暴落か?~2022年1月21日版~

2022/01/21

 

「ドンっ」と、そろそろ暴落があるのではないかと、心配な個人投資家の方はいますか?

日経平均株価が年始から乱高下し、先週から上下を繰り返しながら下落基調に入ってきています。

これまで方向感がなかった株価ですが、ここに来て「下落方向」の方向感が出てきて、このままトレンドが転換して、下落トレンドに入ってしまうのか心配なところかもしれません。

そして、何よりも心配なのが市場全体に”暴落”の兆しがあることでしょう。

そこで、私たちが日本株市場のトレンドを捉えることを目的に、独自に開発した「株トレンド指数」をもとに、今週の株式市場の動向と、今後の展開について考えていきます。

 

暴落への警戒が強まる…


こちらをご覧ください。こちらは1/6~1/20の日経平均株価と、株トレンド指数の状況です。

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

株トレンド指数は、以下のような6つの指数で構成されています。

  • 天井指数…「170」付近で、相場全体の上昇トレンドが終焉する傾向
  • 底値指数…「220~420」付近で、相場全体が底値に近づき適正株価まで回復傾向
  • 押し目買い指数…30に近い水準になると押し目買い戦略が機能しやすい傾向
  • 空売り指数…「50」付近で、相場全体の上昇にブレーキが掛かる傾向
  • OVER指数…上昇の前兆や天井の前兆が読み取れる指数
  • RISK指数…大幅下落や暴落の前兆を読み取れる指数

※OVER指数・RISK指数は上記グラフには表記されていませんのでご注意ください

これらの指数をふまえると、全体的にトレンドが発生してきていることが読み取れます。

ただし、ここで注意したいのは、先週1/13までは、どの指数も横並び状態で、方向感がない状態でしたが、1/14以降は明らかに下落トレンドを示す「底値指数」が目立ったきました。

特に、今週は、上昇トレンドを示す天井指数が、ほとんどなくなっていますので、これまでと違って「下落方向に引っ張る力が優勢」になってきています。

また、ここで注意したいのが、日経平均株価と市場全体の連動性の部分です。先週も連動性がありませんでしたが、今週はより連動性がない状態になっています。

上のグラフを見ると明らかですが、下落トレンドを示す底値指数が明確に優勢になっているにも関わらず、日経平均株価は、下落一辺倒にはなっていません。

つまり、日経平均株価を基準にトレンドを捉えている個人投資家にとっては「日経平均株価は上昇しているのに、保有している銘柄は大幅下落している」などの状態が起きているでしょう。

仮に、上昇しても、現状をふまえると、売られすぎたことによる、一時的な買いで上昇するなどに過ぎず、上昇トレンドの波に乗った上昇とは考えにくいでしょう。

このように、これまでは9月下旬以降、方向感がない状態が続いていましたが、先週末から「下落方向」に株式市場全体が動きはじめています。

それをふまえると、これまで日経平均株価を基準にトレンドを捉えていた個人投資家が、足元をすくわれることは少なかったかもしれませんが、ここからは1回の判断ミスが損失につながる可能性もあるでしょう。

これまでは「思った方向と反対に動く」程度に収まっていましたが、ここから急激に下落方向の勢いがなくならない限り、反対に方向に動くだけでなく「想像以上に含み損を抱える」可能性が高まるでしょう。

そのようなこともあり、この下落方向の勢いが収まらない限り、しばらくの間は攻めよりも守りを重視する投資判断が必要でしょう。

では、週明けはどのような展開が予測されるのでしょうか。

 

週明けのポイント


上昇の前兆や天井の前兆が読み取れる指数「OVER指数」と、大幅下落や暴落の前兆を読み取れる指数「RISK指数」をふまえると、このようなポイントが読み取れました。

※OVER指数・RISK指数は上記グラフには表記されていませんのでご注意ください

【上昇の可能性は?】
OVER指数の直近の動向を見る限り、先週はアベノミクス中期の入り口のような形をしていたが、ダマシであった。明らかにRISK指数の勢いが優勢になっているので、よほど急激な変化がない限り、週明けに急上昇は難しいだろう。

【下落の可能性は?】
RISK指数の直近の動向を見る限り、先週よりも暴落への警戒が高まっている。先週は、OVER指数も発生し、株価を上に引っ張る力があったが、今週からはRISK指数のみ発生し、明確に下方向に引っ張る力が優勢になっている。いつ暴落が起きてもおかしくない状況なので、暴落への準備が必須だろう。(予兆を把握するには、日々RISK指数の監視が必要)

 

※1.こちらの分析結果はあくまでも日本株市場全体の傾向をもとにした内容です。個別株の動向と必ずしも一致するわけではありません。あくまでも市場全体の動向として、ご参考くださいませ。

※2.本記事は2022/1/20時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。データや分析内容については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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