ファストリ<9983>直近25日移動平均線から大きく乖離し、さらに下落が加速中…決算発表で株価どうなる?

2022/01/13

 

1/13に第1四半期決算発表を迎えたファーストリテイリング<9983>。2021年3月以降は下落トレンドにある同社株価ですが昨年末にかけてさらに一段下げています。

これまで緩やかに下降する25日移動平均線付近で、先導するようにさらに下落を続けていましたが、直近は、25日移動平均線から、大きく乖離し始めています。

そのような中、 第1四半期決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ファーストリテイリング<9983>の第1四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(1月上旬~2月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ: ファーストリテイリング<9983>の第1四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が5回、下落傾向が17回見られます。この数字を見る限り、この時期は明確に下落傾向があることが読み取れます。

変動幅を見ると、上昇時は小幅上昇か、10%前後の上昇に留まっています。下落時は、2002年に50%を超える下落がありました。他の年は、10%前後の下落が9回あります。

これらを考慮すると、同社の株価はこの時期に下落方向に動きやすい傾向があると考えられます。また、下落幅も10%前後や、場合によっては20%近い下落も想定したほうが良いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ファーストリテイリング<9983>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:67,930円
下値目安:56,500円

※1/5終値64,010円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.1%、下落幅は約11.7%と考えられます。よって、上値は「67,930円」、下値は「56,500円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、現在の株価の上位に位置している25日移動平均線付近に戻ります。21年12月以前よりも高値を付ける可能性は低く、このまま低迷する可能性が高いでしょう。

これまでのこの時期に下落しやすい傾向もふまえると、再び上昇するまでには時間が要すると考えられるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、さらには年初来安値を更新します。55,000円前後の株価は、コロナ・ショック直後に回復し始めた時期と同程度の水準です。

ただし、このときは急落からの回復への期待がありましたが、今回は年初来高値から徐々に下落してきていることもあり、下落が加速する可能性もあるでしょう。

そういった意味では、もし下落した場合は、そこからのリスク管理を十分にする必要があるでしょう。

このように同社は、この時期の傾向や直近の動向をふまえても、非常に厳しい局面を迎えています。この状況を考慮すると、ムリに売買することなく、様子見をして、不用意にリスクを取らないようにするのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/1/12時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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