2022年の日経平均株価…どうなる?
2021年の日経平均株価は、1/4に27,258円38銭で始まりました。しかし、そこから夏枯れ相場を象徴するかのように、8/20には26,954円81銭の年初来安値をつけました。
そこから、どうなるか不安な雰囲気がありましたが、菅内閣の終盤に差し掛かる9/14に年初来高値となる30,795円78銭まで上昇しました。その後は、一進一退を続け、比較的長い期間ボックス圏を推移しています。
ここから、上抜けするのか、下抜けするのか、判断がとても難しい状況のまま年末を迎えますが、来年2022年の日本株市場は、どのように推移する可能性があるのでしょうか?
そこで今回は、2022年の日経平均株価が、3ヶ月後…半年後…1年後…どこまで上がる可能性があるのかデータ分析しました。
日経平均株価は「3ヶ月後」どこまで上がる?
まず、3ヶ月後の動向です。年始から3ヶ月後にかけて、日経平均株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向が9回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向が見られますが、均衡と考えても良いかもしれません。
変動幅を見ると、2012年は、20%弱まで上昇しています。2020年は、約20%下落しています。その他の年に15%以上変動するときもありますが、全体的には、ほぼ10%前後の範囲で推移しています。
なお、この分析結果を見る限り、平均上昇幅は約6.8%、平均下落幅は約9.2%と考えられます。
よって、2022年4月上旬時点での日経平均株価は【25,930円90銭~30,495円35銭】を目安に推移すると考えられるでしょう。
次に、半年後の推移を見てみましょう。
日経平均株価は「半年後」どこまで上がる?
次は、半年後の動向です。年始から半年後にかけて、日経平均株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、やや下落傾向があるとも読み取れますが、こちらも3ヶ月後と同様に、ほぼ均衡していると考えても良いかもしれません。
変動幅を見ると、2013年は約20%まで上昇、2015年は20%弱の上昇、2016年には約15%の下落をしています。その他は10%前後の範囲を推移しています。
なお、この分析結果を見る限り、平均上昇幅は約8.0%、平均下落幅は約7.1%と考えられます。
よって、2022年7月上旬時点での日経平均株価は【26,527円50銭~30,817円92銭】を目安に推移すると考えられるでしょう。
次に、一年後の推移を見てみましょう。
日経平均株価は「2022年年末」どこまで上がる?
次は、2022年年末の動向です。年始から一年後にかけて、日経平均株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が14回、下落傾向が8回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、2005年は約40%まで上昇、2013年は50%の上昇、2000年2001年は約20%弱の下落、2008年には約40%の下落をしています。その他は20%前後の範囲を推移しています。
これをふまえると、年末の株式市場は、他の期間と比較して、株価が上下に大きく変動しやすい傾向が読み取れます。
なお、この分析結果を見る限り、平均上昇幅は約17.2%、平均下落幅は約20.0%と考えられます。
よって、2022年年末時点での日経平均株価は【22,850円82銭~33,444円12銭】を目安に推移すると考えられるでしょう。
次に、一年間の推移を見てみましょう。
2022年日経平均株価の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【2022年日経平均株価・目標株価】
上値目安:33,444円12銭
下値目安:22,850円82銭
※2021/12/17終値28,545円68銭を基準に計算
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
このデータ分析の結果を見る限り、3ヶ月後から半年後にかけては、2021/12/17終値28,545円68銭を基準に計算すると、上下ともに約2000~約2500円変動することが想定されるでしょう。
また、2022年の年末にかけて上下の変動は大きくなり、上下ともに約5000~約5600円変動することが想定されるでしょう。
このように、日経平均株価は、例年年末にかけて上下に大きく変動する傾向があります。それをふまえると、2022年の年末は、上値の目安は33,000円を超え、下値の目安は22,000円台と考えられます。
これらを考慮すると、2022年の日本株市場は、今年よりもさらに大きな変動がある年とも読み取れます。
しかしながら、これはあくまでも日経平均株価の動向です。個別銘柄と日経平均株価は、必ずしも同じ動きをするわけではありません。
よって、この日経平均株価の動向は、あくまでも目安として把握しつつ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/12/17時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】